第七十九話 アイスティーその三
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「それで、です」
「お母さんがですか」
「よく行っています」
「ではこうした時にです」
「アルバイトに行った時とか」
「登校された時に」
その時にというのだ。
「よく歩かれて下さい」
「そうしたらいいですか」
「そうです、外に出たなら」
それならというのだ。
「ちょっと意識して歩けば」
「そうすればですか」
「かなり歩けるので」
だからだというのだ。
「よくです」
「歩けますか」
「そしてそれがです」
「いい運動になるんですね」
「はい」
その通りだというのだ。
「ですから」
「私もですね」
「よく歩いて下さい」
「そうします」
咲は速水に約束する様に答えた。
「そうしたら健康になりますね」
「そうです」
「あとダイエットにもなりますね」
咲は自分から言った。
「そうですね」
「そうです、そのことからもです」
「歩くだけでも違うんですね」
「本当に一日一万歩で、です」
「かなりいい運動になるので」
「ですから」
それでというのだ。
「よく歩いて下さい」
「そうしますね、私あまり太らない体質ですが」
咲は自分のことも話した。
「あまり間食もです」
「されないですか」
「漫画とか小説とか読んで」
「ゲーム等をされている間もですか」
「これといってです」
特にというのだ。
「口にしないですし」
「それでかなり違いますね」
「間食とかしないだけでも」
「とりわけ夜に食べますと」
そうすると、というのだ。
「特にです」
「太るらしいですね」
「ですか」
その為にというのだ。
「間食、夜のそれをとりわけです」
「しないことはですね」
「太らないことについて」
「じゃあそれは続けます」
咲はそれならと答えた。
「これからも」
「そうされるといいです、多少以上太っても大丈夫ですが」
「多少以上でもですか」
「日本人の思う肥満は実は肥満ではありません」
速水は穏やかだが確かな声で話した。
「お腹が出ている程度ではです」
「あっ、うちの学校世界中から人が集まってるんですが」
咲は自分が通っている八条学園高等部東京校のことをここで思い出した、そのうえで速水に対して話した。
「殆どの国の人が日本人皆痩せてるって言います」
「左様ですね」
「日本人が太ってると思っても」
「肥満とですね」
「少し肉が付いている位で」
その程度でというのだ。
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