第七十九話 アイスティーその一
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第七十九話 アイスティー
咲はアルバイトに励む中で店長である速水に彼が好きな紅茶を淹れた、この日の紅茶はロシア風だったが。
速水は客がいない間に飲んで咲に言った。
「紅茶を飲みますと」
「店長さんお好きですよね」
「はい、大好きです」
その通りとだ、微笑んで答えた。
「しかも目が冴えますしビタミンもです」
「ありますね」
「喉の潤いになるだけではありません」
それに加えてというのだ。
「そうしたこともありますので」
「紅茶はいいですか」
「はい、あと日本のお茶もです」
こちらもというのだ。
「私は好きです」
「そうなんですか」
「お抹茶も」
こちらもというのだ。
「好きでして」
「茶道のですね」
「色々なお茶を飲んでいます、あと豆乳や牛乳もです」
「お好きですか」
「自宅でも飲んでいます」
「店長さんってヘルシー志向ですか」
「別に意識はしていませんが」
それでもとだ、速水は咲に答えた。
「ですが」
「そうしたものもですか」
「飲んでいます、お酒も好きですが」
それと共にというのだ。
「そうしたものもです」
「お好きなんですね」
「はい」
そうだというのだ。
「あと野菜料理もかなり」
「召し上がられてますか」
「お野菜をたくさん入れたスープやサラダ、佃煮に八宝菜と」
「お好きですか」
「特にきらいなものはないので」
だからだというのだ。
「こうしたものもです」
「お好きですか」
「はい」
実際にというのだ。
「そうなのです」
「そうなんですね」
「その為か有り難いことに」
速水はさらに話した。
「私は健康です」
「それは何よりですね」
「ワインをよく飲んでいても」
「ワインはまだ身体にいいんですよね」
酒の中ではとだ、咲は言った。
「そうですよね」
「はい、ですが」
それでもとだ、速水はこのことにも答えた。
「お酒はお酒なので」
「飲み過ぎはよくないですね」
「はい」
その通りだというのだ。
「やはり」
「やっぱりそうですね」
「そのワインをよく飲んでいましても」
「そうした食生活ならですか」
「健康です、お肉もよく食べますが」
そうもするがというのだ。
「やはりです」
「健康ですか」
「有り難いことに。あと実はジムで」
「身体を動かすこともですか」
「する様にしています。主に泳いで」
水泳をしてというのだ。
「いつも身体を動かしています」
「水泳ですか」
「あれはいいです。身体全体を使いますし」
そうして運動をしてというのだ。
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