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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
第4章
4-1

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 4月に入って、直ぐにアカサの送別会で集まっていた。

「アカサ 下宿なんだって?」

「ウン 彼の家 お姉さんがね 去年の秋 嫁いだから 部屋があるからってー」

「えぇー 彼のところぉー? いきなり同棲?」

「ちがうよー 彼は、近くのマンションで独り住まい 両親が寂しがるから、その方が都合良いんだって」

「そう で もう、お付き合いしてることは、知ってるのー?」

「うん 彼が卒業式終えた後、一緒に実家に行った時 僕の彼女ですって、紹介してくれたの」

「あっ そう 公認なんだー お嫁さん 確定だね」

「うーん そこまではー どうだかね でも、優しいご両親よ 着物も着せてくれたりして、京都を歩いたわ」

「ふーん 順調なんだー アカサの人生」

「でもないのよ 観光客が減ったでしょ だから、彼もお土産屋なんて時代に合わないから、何か新しいことをやらなきゃーと必死なのよ」

「そうかー お嫁さんとしては、力になんなきゃーなんないんだー」

「うん のほほんとしてられない それよりも 入学式もまだやるかどうかもわかんないんだよー」

「だよね 私等の大学は中止なんだってー オリエンテーションの日は決まってるけど、その後の授業は・・まともには、出来ないかも・・」

「私達 不運な時代にぶつかったよねー」

「でもねー 私 あなた達と友達になれて良かった 巡り会えたんだものー 今だからヨ きっと 京都にも遊びに来てネ 案内するよ」と、アカサは明るかった。

「アカサ 前向きだよね 積極的だしー いいお嫁さんになれるよ」

「だからー まだ お嫁さんって決まってないってー つもりなんだけど」

「うわー 言ったぁ 捧げたんだものねぇー」

「うー そのことは内緒だってばぁー」

「でも 彼も 独り暮らしじゃぁ 通うんでしょ 甘えられるしね」

「岬 何 考えてんのよー 私は 勉強するために、大学入ったのよ」

「はい はい ハイ ですネ だけど、ヘマして 子供だけは出来ないようにネ」

「わぁー 岬お嬢様 そんなーお下品なことー 言わないでくださいませ わかってるワヨ 彼氏も居ない人に言われたくございませんことよ」

「あー それこそ大きなお世話でございます 彼は居りませんけど 私なりに好きな人はおられますのよー」

「えー 誰? ねぇ どんな人?」

「うっ 内緒 いいじゃぁない 誰でもー」と、岬は私のほうを見つめてきていた。 
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