第六百七十九話 調理に入りその十
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「それでね」
「作っていくんだ」
「そうするわ、そして連合一のマイナー国家の呼び名をね」
それをというのだ。
「払拭するね」
「一端になるんだ」
「一欠片でもね」
一端でなくともというのだ。
「なってみせるわ」
「そうなるんだね」
「そうよ、私達だけじゃ無理でも」
それでもというのだ。
「カナダ人百億が立ち上がればね」
「大きいね」
「その筈よ、しかしね」
ここでメアリーはこうも言った。
「カナダ人百億って」
「多くないね」
シッドが言ってきた。
「決して」
「連合の中じゃね」
メアリーは粉チーズとタバスコを出しつつ話した、トムはグラスを出してシッドはワインのボトルを出している。
「少ない方ね」
「大国の中ではね」
「そうよね」
「中国は千八百億で」
連合一の人口を誇るこの国はというのだ。
「第二位のアメリカが千億」
「この二国は違うね」
「ブラジルが九百億で」
続いてとだ、シッドは述べた。
「ロシアが七百億で日本は六百億」
「トルコも大体六百億ね」
「それで我が国はというと」
「百億ね」
「人口は少ないね」
シッドは残念そうに述べた。
「どう見ても」
「メキシコとかナイジェリアも何百億もいてね」
「タイとかインドネシアとかベトナムも多いよ」
「そうよね、けれどね」
メアリーはそれでもとここで言った。
「人工大体同じのオーストラリアは」
「滅茶苦茶目立ってるね」
「ワイルドな国ってイメージもあって」
そしてというのだ。
「連合の中でもね」
「目立ってるね」
「オーストラリアと我が国って基本変わらないよ」
トムはシッドと共にワインのコルクを抜きつつ述べた、見れば二人共コルクを抜く手際はかなりいい。
「人口も国力も」
「そうよね」
「ついでに言うとね」
トムはさらに言った。
「そのはじまりもね」
「元々イギリスの植民地だったから」
「エウロパのね」
「そうだったわね」
「だから言語も英語が元で」
「カナダ語って殆ど英語だしね」
メアリーは自国の言語の話もした。
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