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ハッピークローバー
第四十五話 アルバイトに部活にその四

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「この学校にはよ」
「戻らないで欲しいわよね」
「本当に授業酷いからね」
「宿題出したとしても」
「本当にね」
 一華は今は英語の宿題をしている、だがそれでも社会科のことを考えてそのうえでかな恵に言うのだった。
「変に難しいのに決まってるわ」
「そうよね」
 富美子も言った。
「あいつだとね」
「復習にしても」
「変にいじくってね」
「無茶苦茶難しくした」
「そんな風よね」
「絶対にね」
「まあ宿題をして」 
 ここでだ、留奈はまた言った。
「それが終わったら」
「どうするの?」
「打ち上げする?」 
 こう言うのだった。
「それはそれでまた勉強しないといけないけれど」
「二学期の予習とかね」
「そういうのをしとかないと」 
 さもないとだ、留奈は富美子に話した。
「勉強わからなくなるから」
「そうよね」
「何か私達ってね」
「そういうの気にするわよね」
「子供の頃からね」
 それこそ小学校の頃からだ。
「そうなのよね」
「ええ、だからね」
「宿題もやって」
 夏休みのそれだけでなく普段のものもだ。
「それからね」
「予習してるわね」
「復習もね」 
 こちらもというのだ。
「してるわね」
「毎年ね」
「真面目?私達」
 一華は今気付いた顔になって言った。
「ひょっとして」
「ひょっとしてじゃないでしょ」
 すぐに理虹が突っ込みを入れてきた。
「私達別に万引きとかカツアゲとかいじめとかしてないでしょ」
「いや、それ全部犯罪だし」
 一華はじと目になって返した。
「やったら駄目でしょ」
「煙草とかシンナーとかドラッグも」
「全部身体壊すわよ」
 今度はこう返した。
「絶対によ」
「やったら駄目っていうのね」
「そうよ」
 それこそというのだ。
「ドラッグなんて犯罪じゃない」
「そっちもね」
「そういうのはしなくて当然でしょ」
 一華は理虹にジト目のまま告げた。
「そもそも」
「いや、だからね」
「そうしたことしないから」
「全くね、だから私達はね」
「真面目なのね」
「そうよ、制服はちょっとそれぞれ派手でも」
 このことはあってもというのだ。
「別にね」
「それ位はなの」
「校則でも特に言ってないし」
「いいのね」
「そうでしょ、しかも勉強してるなら」
「こうして」
「夏休みの宿題をちゃんとして」  
 そしてというのだ。
「二学期の予習復習もするなんてね」
「真面目なのね、私達」
「もう上に生がつく位にね」
 そこまでのというのだ。
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