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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第102話 予想していなかった再会!切れ味勝負、イッセーのナイフVS聖王剣コールブランド!後編
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レッグナイフを叩き込んだ。アーサーはその攻撃を剣でいなすと足元に剣先をひっかけて転ばせてきた。


「なっ!?」
「剣は斬るだけのものではありませんよ……!」


 大勢を崩した俺の顔に目掛けてアーサーが神速の突きを放ってきた。祐斗の牙突を簡単に超える程の速度……これでは腕での防御が間に合わない!


「しゃらくせぇ!」
「なっ……!?」

 
 俺は歯で剣先を噛んで無理やり突きを止めた。流石のアーサーもこの行動は予想していなかったか驚いた表情を見せた。


「レッグフォーク!!」


 そして俺はレッグフォークをアーサーの心臓目掛けて放った。だがアーサーは咄嗟に回避して右肩の二か所に穴が開くダメージで済ませた。


「があっ!?」


 俺は右腕に鋭い痛みが走り悲鳴を上げた、見ると右腕が切り落とされていた。


「くそ、あの瞬間にカウンターで斬られたか……!」
「ぐふっ、まさか歯で受け止めるとは……無茶苦茶な事をする……!」


 腕を抑える俺と肩から血を流すアーサー、お互いに深い傷を負ったが相手は戦う気マンマンだな。


 俺は左手で釘パンチを放とうと準備をするがその時不快な音が鳴り響いた。見るとアーサーは以前グリンパーチも持っていた何かの物体を取り出した。


「……ふむ、そうですか。どうやらここまでのようですね」
「なんだと?」
「我が主からの呼び出しです、どうやら三虎様が食材を全て食されてしまったようですね。以前死季の森から大量の猛獣を狩ってきたのですが……」


 アーサーはそう言うとコールブランドを振るい空間に切れ目を入れた。


「ふざけんな!勝手に戦いを仕掛けてきて自分の都合で帰るだと!?」
「しかし貴方にとっても都合がいいのではないですか?このまま続けていたら私も本気になりかねなかったので」
「……」


 悔しいがアーサーの言う通り奴が本気を出したら俺は殺されていただろう。


「……ならせめてルフェイに会っていってやれよ」
「必要ありませんよ、あの子には既に貴方という師と仲間がいる。だからこそ私を目的にこの世界にいてほしくない、あの子はあの子の欲望のままに生きてほしいのです」
「……」
「まあ会いましょう、兵藤一誠。再戦を楽しみにしていますよ」


 アーサーは言いたい事だけ言って空間の切れ目の中に消えていった。勝手な奴だ。


「……でも妹想いのお兄ちゃんなのは確かだな」


 俺はそう思い苦笑した。


『随分とやられたな、イッセー』
「まあな、グルメ界に入れる奴の実力がここまでとは……痛感したぜ、自分の力の無さによ」
『今回は奴の気まぐれに感謝しないとな。しかし……』
「ああ、アーサー
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