250 神と神、女王と女王
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、格闘能力を高めた。
(また格闘能力・・・!?)
かよ子は突破を試みた。しかし、ヴィクトリアの拳や蹴りが飛び、それを防ぐのみで精一杯となってしまう。
「はは、これは無理か!」
だが、ラクシュミーがライフルをヴィクトリアに向けて発射した。ヴィクトリアがそれを何とか避ける。
「む・・・、ラクシュミー・・・!!」
「ヴィクトリア!相手は杖の持ち主の小娘だけでない事を忘れるな!!」
そしてラクシュミーがライフルをヴィクトリアに向けて乱射する。ヴィクトリアは何とかそれを跳ね返すがサラディンの兵の矢、上市ら高田の攻撃、次郎長一派の盛り返しと色々対処しなければならない。岡本もサラディンの聖力によって弱体化されそうなマリアを守ろうと彼らと取っ組み合っているので動けない。
「この野郎!!」
ヴィクトリアは血迷ったのか地面に拳を突きつけた。
「あ、う、うわあ・・・!!」
かよ子達は武装の能力で守りきれず、吹き飛ばされた。
「ええい!」
ヴィクトリアは杖を剣に変化させた。そして鎌鼬を出して遠距離でかよ子達を攻撃する。
「次郎長、石松、ラクシュミーさん、お姉さん達!!」
かよ子の武装の能力が更に強まっていく。鎌鼬が次郎長達の所へ降りかかるのを防ぐ事はできた。
「ああ、しつこい、お前らはしつこい!何でさっさとくたばってくれないのか!!」
ヴィクトリアは恐らく長期戦になった為かかなりイライラしていた。
「岡本公三!そんな奴に構うな!私を守れ!役立たず!!」
ヴィクトリアは岡本に八つ当たりした。
「へいへい、解りましたよ!」
岡本は攻めてくる聖力の矢を無視してヴィクトリアの直接援護に当たる。
(聖力の矢が来てんのにこれで守りきれんのか・・・?)
岡本はそう懸念しながらもかよ子達を聖母マリアの能力で異能の能力、道具の能力、全てを弱体化させようとした。
「聖母マリアよ、奴等を無力に!」
「了解しました」
(また振り出しに戻される・・・!?)
だが三叉戟を持った武将のような人間がマリアに向けて突進してきた。
「あれは・・・!?」
マリアに直接対抗してきた当たり、神の一種とかよ子は感づいた。
「我が名は毘沙門天の化身、輝虎!我も戦いに加わる!」
ディズレーリとの戦いでラクシュミー達を援護していた輝虎が回復してヴィクトリアの館に追いついたのであった。
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