第二百七十二話 戦に向けてその十四
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「そうするな」
「それでいい、及ばずともな」
「それでもだよな」
「やるべきことを戦力で行う」
「この世界でもな」
「そうすることがな」
まさにとだ、芳直は話した。
「やるべきことだ」
「凄い人に敵わないと思ってもな」
「それでもな」
「やるべきことをやらないとな」
「何もならない、何かをすれば」
それでというのだ。
「それは実を結ぶしな」
「種を蒔くってことだしな」
「何かをすることはな」
「だからだな」
「まずはな」
「俺達もやってくか」
「この世界でだ」
まさにここでというのだ。
「やっていこう」
「そうしてだな」
「ああ、しかしな」
「しかし?」
「何もしないとな」
それならというのだ。
「何にもならない」
「逆にだな」
「そうだ、何かしてこそだ」
まさにというのだ。
「人はだ」
「何かになれるな」
「西郷さんや大久保さんになれなくてもな」
「努力してるとか」
「何かになれても」
「何もしてないとか」
「何もなれない」
このことを言うのだった。
「俺っち達がここまで至れたのもだ」
「やってきたからだな」
「そうだ、だからな」
それでというのだ。
「これからもな」
「やっていくな」
「クトゥルフを倒すこともな」
このこともと言ってだった。
芳直も久志も他の者達もことを進めていった、クトゥルフのことを民に知らしめるだけでなく戦の用意もしてだった。
神との戦に備えていった、その時が迫っていることを感じながら。
第二百七十二話 完
2022・9・1
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