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レーヴァティン
第二百七十二話 戦に向けてその四

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「もうです」
「予習復習はいらないな」
「教科書を何度も読み」
 そうしてというのだ。
「書いてです」
「忘れてもな」
「また覚えていき」
「成績を上げていくな」
「勉強はやはり」
 謙二は言った、多くの学生が四苦八苦しているそれのことを達観した顔になりそのうえで今は話すのだった。
「丸暗記ですから」
「理系にしてもな」
「公式を覚え」
「応用していくだけだな」
「難しい文章問題も」
 数学によくあるものであるそれもというのだ。
「やはりです」
「解き方覚えることだな」
「そうすればです」
「解けるな」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうなります」
「そうだよな」
「ですから予習復習をすれば」
 それならというのだ。
「成績は上がります」
「忘れるものでな」
「その都度何度も覚えて」
「よりよく覚えられるからな」
「繰り返すことです」
 忘れても覚えなおすことをだ。
「そうすれば成績も上がり」
「またよく覚えられるな」
「そうです、ですからクトゥルフのことも」
「覚えてもらうな」
「何度忘れても」
 それでもというのだ。
「民達にも」
「まさに聖書の様にな」
「そうです」
「聖書だけに限らずです」
 良太は静かな声で話した。
「宗教の教えはです」
「一度読んだけでは駄目だってな」
「あらゆる宗教が言っていますね」
「そうだよな」
「何度も読めば頭に入り」
 忘れても覚えられてというのだ。
「そしてです」
「理解も出来るな」
「そうです、これはあらゆることでも同じかと」
 宗教だけに限らずというのだ。
「文学でも哲学でも」
「何度も読むとな」
「覚えられ」
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「理解出来るな」
「まさに読書百遍です」
「意おのずから通ずるだな」
「どんな本もです」 
「何度も読むと頭に入ってな」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「理解もします」
「そうだよな、だからこの度もな」
「そうしてもらいましょう」
「民達にもな」
「はい、ただ」
「クトゥルフのことはな」
「あれでもかなり薄めていますが」
 編纂した時にだ。
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