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ドリトル先生とタキタロウ
第一幕その四

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「目撃例があって魚群探知機にも反応があって食べたというお話もあるんだ」
「へえ、タキタロウって食べられるんだ」
「そうなの」
「食べられる未確認生物なんだ」
「そうなんだ」
「そうなんだ、そしてね」
 それでというのです。
「その味についてもね」
「言われてるんだ」
「それは凄いね」
「わかっていることが多いんだ」
 そうだというのです。
「実は」
「成程ね」
「そんな未確認生物も珍しいね」
「いるかどうかわからない場合が多くて」
「具体的にどんな生きものかわからないから」
「ネッシーもそうだしね」
「他の生きものも」
「そうなんだ、いることは間違いなくて」
 そしてというのです。
「お魚であることもね」
「わかってるんだね」
「本当に何でもわかってるんだね」
「何かと」
「そうした生きものなんだ」
「そうだよ、そしてね」
 それにというのです。
「いることも間違いないんだ」
「ううん、じゃあ剥製とかあるのかな」
「そうしたのも」
「どうかな」
「それらしきものもあって」
 実際にというのです。
「それで魚群探知機を使ったらね」
「反応あったんだ」
「そうだったんだ」
「いるという場所にそうしたら」
「そうだったんだ」
「場所は山形県鶴岡市の大鳥池だよ」
 場所のお話もします。
「そこに棲息しているんだ」
「ああ、山形県だね」
「東北の方だね」
「東北の日本海側の県だね」
「そちらだね」
「そうだよ、そして時々七十センチや八十センチのお魚が見付かっていて」
 そしてというのです。
「それがタキタロウみたいだよ」
「何か実際にわかっていて」
「かなり拍子抜けだよ」
「こうしたことはわからないことが多いのに」
「未確認生物のことは」
「そしてわかっていて」
 そしてというのです。
「食べたことがある人もいるんだ」
「何か未確認生物というか」
「わかっていないことがある生きもの?」
「そんな感じ?」
「そうだよね」
「そうだね、美味しいらしいよ」
 その味はというのです。
「大きいから食べがいもあってね」
「へえ、美味しいんだ」
「そうなんだ」
「タキタロウって美味しいんだ」
「それはいいかも」
「そうだよ、ただ具体的にはどの種類のお魚か」 
 このことはというのです。
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