第一幕その三
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「ネッシーについても恐竜説も否定していないけれど」
「具体的には何なのか」
「やっぱりわからないよね」
「証拠も見付からないし」
「ネス湖をどれだけ探しても」
「実在説と否定説の両方を見ても」
それでもというのです。
「僕は実在説を採っているけれど」
「具体的には何か」
「ネッシーは何か」
「どんな生きものかっていうと」
「断言出来ないね」
「恐竜かも知れないし」
それにというのです。
「大きな哺乳類かお魚かも知れないし」
「軟体動物かも知れないし」
「あと流木の場合もある」
「それをはっきりさせるには」
「まだわからないとしか言えないんだね」
「一時期大型の哺乳類説を考えてね」
そしてというのです。
「お魚かもと思ったけれど」
「それでもだね」
「わかってないね」
「はっきりしたことは」
「どうしても」
「そうなんだ、それとね」
先生は皆に本を読みながらさらにお話しました。
「日本にはクッシーやイッシー以外に未確認生物がいる湖があるんだ」
「へえ、そうなんだ」
「他にもあるんだ」
「そうした湖が」
「未確認生物がいる湖があるんだ」
「ネッシーがいるスコットランドには他にもそうした場所があるね」
先生はさらに言いました。
「未確認生物がいるという湖が」
「ええと、モラグとかね」
「スコットランドって結構そうしたお話が多かったね」
「ネッシーばかり注目されるけれど」
「その実は」
「そうしてね」
それでというのです。
「日本も同じでね」
「クッシーやイッシーだけじゃないんだ」
「他にもそうした湖があるんだ」
「ツチノコやヒバゴンは知ってるし」
「他にもいるんだね」
「結構広い国で自然が豊かで色々な地形があるからね」
そうした国だからだというのです。
「だからね」
「それでだね」
「未確認生物も多くて」
「湖にいる生きものもなんだ」
「クッシーヤイッシー以外にもいるのね」
「そうなのね」
「タキタロウといってね」
先生はその未確認生物の名前も出しました。
「とても大きなお魚なんだ」
「へえ、お魚なんだ」
「そうなんだ」
「お魚ってことはわかってるんだ」
「そのタキタロウっていう未確認生物は」
「そうだよ、かなり大きくて」
それでというのです。
「一メートル以上あるらしいね」
「うわ、大きいね」
「本当にそんなに大きいのかな」
「ビワコオオナマズ以上じゃない」
「そんなに大きいの」
「それは凄いね」
「実在は間違いないよ」
先生はこれは確かだと言います。
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