第一幕その二
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「クッシーの様にね」
「ああ、北海道のね」
「僕達見られなかったけれど」
「いるっていうね」
「それでその池田湖にもなんだ」
「いると言われていて目撃例もあるよ」
こうお話するのでした。
「だから池田湖に行けば見られるかもね」
「そうなんだね」
「じゃあ何時か行きたいね」
「その池田湖にも」
「それでイッシーを見たいね」
「そうだね」
先生も笑顔で応えました。
「その時はね」
「そうだね、それでイッシーも恐竜かしら」
ダブダブはふと思いました。
「ネッシーやクッシーがそう言われてるけれど」
「ネッシーは色々言われてるね」
「恐竜とも大きな哺乳類ともね」
オシツオサレツも言います。
「軟体動物ともね」
「大きなお魚ともね」
「流木説もあるわね」
ポリネシアはそちらの説を出しました。
「ネッシーには」
「色々言われていて」
トートーは首を傾げさせて言います。
「いないと言う人すらいるね」
「けれど目撃例多いし生きものだて証言も多いから」
チーチーはそこから言いました。
「いるんじゃない?」
「ネス湖と海をつなげる川から時々入ってきてるんだよ」
「大きな生きものがね」
チープサイドの家族はこう言いました。
「それがネッシーなのよ」
「普段はネス湖にいないんじゃないかな」
「海から川をさかのぼってネス湖に入る鮭とかを食べに来てるんでしょ」
ガブガブも言います。
「それでネス湖では証拠は見つからないんだよ」
「ネス湖は底がでこぼこしていて穴があって」
ジップも言います。
「それが海につながっていてそこからネッシーが出入りしているという説もあるね」
「あれだけの写真が全部インチキの筈がないよ」
老馬は断言しました。
「幾らインチキの写真があってもね」
「僕もネッシーはいると思うよ」
先生も言います。
「ただ恐竜とはね」
「言えないよね」
「そこはわからないよね」
「どうしても」
「北海で恐竜らしきものを見たという話もあるよ」
ネス湖に近いこの海にです。
「そしてフランス沿岸にもね」
「一次大戦の時とかね」
「ドイツ軍の潜水艦が船を沈めて」
「その爆発を観ていたら巨大な恐竜みたいな生きものが出て来たんだよね」
「爆発で海面から高く打ち上げられて」
「そうした話もあるし」
「フランスやノルウェーの沿岸では昔から見たって話があるんだ」
恐竜をというのです。
「だから海からネス湖に恐竜が入る可能性もね」
「あるよね」
「その可能性もね」
「否定出来ないね」
「うん、どうしてもね」
先生はさらにお話します。
「僕としてもね」
「そうだよね」
「先生は恐竜の存在否定していないし」
「今もいるかも知れない」
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