第五百三十九話 強敵達に勝っていきその十三
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「映司いいな」
「うん、やろうね」
「こいつも倒すぞ」
「そうしようね」
「またこの世に出て来たが」
壇は楽しそうに述べた。
「心地いい、ではその心地よさと共にだ」
「俺達と戦うか」
「そうしよう」
「その言葉受けた、ではだ」
「やろう、アンク」
火野も言った、そうしてだった。
ライダー達はそれぞれの最強フォームとなり壇も仮面ライダークロノスとなった。それがはじまりの合図となり。
戦いがはじまった、クロノスの時間を止める力は戦士達はこれまでの戦いで強くなった力で無効化したが。
「化けものだな」
「あの、元々心がそうなっているでござりゅが」
五右衛門は義景にこう突っ込みを入れた、噛みつつもそうした。
「相手は」
「強さがだ」
それがとだ、義景はあらためて述べた。
「そこまでだ」
「なっていますか」
「流石仮面ライダーじゃのう」
「そうね」
隆景は元春の言葉に頷いた。
「これだけ強いことも当然よ」
「全くじゃけえ」
「強いから何だ」
アンクが言ってきた。
「それはわかっている、ならだ」
「その強さにどう勝つかか」
「そういうことだ」
信玄に対して答えた。
「わかっているならな」
「そうだよな、じゃあな」
「相手は一人、私達は違うわ」
謙信も言ってきた。
「皆がいるから」
「あたしも謙信ちゃんもな」
「一緒に戦っていきましょう」
「力を合わせてな」
「私達にライダーの方々がおられれば」
それならというのだ。
「負ける筈がないわ」
「そうだよな」
「それじゃあ」
「ああ、戦おうな」
こう話してだった。
戦士達は圧倒的な強さを見せるクロノスと戦っていき。
信奈が隙を見て白球を投げてクロノスの頭にぶつけた。
「今はビーンボールもいいわよね!」
「野球じゃないからな」
義晴もそれはと応えた。
「いいな」
「ええ、そして頭にぶつけて」
「効いたな」
「幾らライダーでもね、そしてここでよ!」
信奈が会心の笑みを浮かべたその時にだった。
ライダー達は頭のダメージでよろめいたクロノスに総攻撃を浴びせた、するとそれが決め手となってだった。
クロノスは倒れた、そこから壇の姿に戻ったが。
「くっ、最早」
「これで終わりだな」
「そうだね」
変身を解いた後藤と湊がその彼を見て言った。
「これでもう」
「こいつは動けない」
「その通りだよ、私は負けた」
壇も無念そうだが認めた。
「君達にな、だがまた出て来れば」
「その時にだね」
「君達に勝つ、そうしてやる」
火野に対して告げた。
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