第五百三十九話 強敵達に勝っていきその十一
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「全くな」
「そうだったのね」
「そうだ、しかしな」
「相手にするのならね」
「戦うまでだ」
まさにというのだ。
「それだけだ」
「そうね、それじゃあ」
「戦おう」
「そうしましょう」
「さて、楽しみましょう」
赤城は妖しく笑って述べた。
「この戦いも」
「戦いならばそうするまで」
加賀も言った。
「どの様な相手でもな」
「その意気はいいが気をつけることだ」
照井が言ってきた。
「こいつは悪辣極まる奴だが」
「強いか」
「そうだ、だからこそだ」
こう加賀に答えた。
「俺達の前にだ」
「今こうしているか」
「そういうことだ、だからな」
それ故にというのだ。
「今からな」
「戦うか」
「俺達もな」
「お前の罪を数えろと言いたいが」
左は蛮野に告げた。
「生憎お前の罪は多過ぎる」
「だからか」
「とてもだ」
それこそというのだ。
「数えきれない」
「そうか」
「だからな」
それでというのだ。
「お前には言わない」
「言ってくれるな」
「貴方程の悪人になるとだよ」
フィリップも話した。
「数えきれないよ」
「罪なぞ気にしないと言えばどうだ」
「もうそれは救い様がないよ」
「罪を意識してこそ人間だ」
左はまた言った。
「それが出来ていないならな」
「人間ではないか」
「そうだ、そう言っておく」
「ではその人間でない力を見せてやろう」
蛮野は悪びれずに応えた、そうして。
ゴルトドライブのその姿でだ、戦士達に話した。
「来い、そうして私の力を見せてやる」
「じゃあ翔太郎今から」
「ああ、変身だ」
二人は息を合わせてだった。
共に変身した、照井もそうしたが三人共最強フォームだった。そこに艦の少女達も加わってであった。
戦闘に入った、最初から激しい戦いだったがその中でだった。
蒼龍はその目を鋭くさせた、そうして言った。
「これが本来の強さか」
「凄まじいものだな」
高雄も言った。
「まるで違う」
「その強さはな」
「スサノオがその姿になっている時も強かったが」
そのゴルドドライブにというのだ。
「オリジナルになるとな」
「尚更だ」
「ですが負ける気はしませんね」
フッドは二人に優雅に微笑んで言ってきた。
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