第五百三十九話 強敵達に勝っていきその十
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「本当にこうした奴と戦う時こそな」
「冷静になることだ」
「全くだな」
「ではな」
「ああ、行くぜ!」
直枝のこの言葉と共にだった。
ウィッチ達は空に上がった、そして。
ライダー達もそれぞれの最強の姿に変身した、仁良もシーフロイミュードになった。そうしてだった。
戦闘がはじまった、その人格は兎も角だ。
シーフロイミュードは強かった、それ定子は言った。
「かなり銃撃を浴びせているのに」
「全然って感じだね」
「そうよね」
こうルッキーニに応えた。
「どうも」
「そうよね」
「けれどね」
「うん、負ける気はしないよ」
「そうよね」
「もっと戦って」
そうしてというのだ。
「そのうえで」
「倒すことだよ」
クウガが言ってきた。
「そうすればいいんだ」
「そうですね、それじゃあ」
「このまま戦っていこうね」
「そうしていけば勝てる」
間違いなくというのだ。
「この男にも」
「私を甘く見ているな」
シ0フロイミュードは笑って言ってきた。
「なら倒してやろう」
「出来るか?」
「出来ると言えばどうだ」
「ならその言葉そっくり返そうか」
クウガはこう告げた。
「俺達でな」
「言ってくれるな」
「ああ、何度でもな」
「出来ない筈ねえだろ」
直枝は強気な声で言ってきた。
「お前なんかそれこそな」
「何でもないか?」
「ああ、今ぶっ潰してやるさ」
こう言ってそうしてだった。
戦士達はシーフロイミュードを攻めていった、素早くトリッキーな動きで戦うがそれでも次第に追い詰められていき。
最後にだ、ライダー達の総攻撃であった。
遂に倒れた、そして仁良の姿になり立ち上がって言った。
「何でだ、どうして私は何度も負けるんだ」
「それはもう答えが出ている」
変身を解いた門矢が応えた。
「既にな」
「どういった答えだ」
「お前はひたすら道を間違えてだ」
そうしてというのだ。
「正しく強くなろうとしていない」
「だからか」
「何度でも負ける」
そうなるというのだ。
「所詮な」
「そう言うのか」
「そうだ、だから俺達にもだ」
それこそというのだ。
「何度もな」
「負けているというのだ」
「そういうことだ」
「そう言うならだ」
それならとだ、仁良は憎悪に燃えた目で言葉を返した。
「私はその間違えた道をか」
「進んでか」
「邪道と言うならそれを極めてだ」
そのうえでというのだ。
「今度こそだ」
「俺達に勝つか」
「そうしてやる、ではな」
「これでか」
「私は勝つ、必ずな」
最後にこう言ってだった。
仁良は倒れた、そのうえで爆発して消えたのだった。
蛮野天十郎を見てだ、エンタープライズは言った。
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