第五百三十九話 強敵達に勝っていきその七
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「人間としてだよ」
「強いかどうか、かな」
「そうだよ、君は人間として最低過ぎるしライダーの力に乗っかってただけだから」
それに過ぎなかったからだというのだ。
「こんなに弱いんだよ」
「その通りだな、じゃあこのままな」
霧雨はウラタロスの言葉に応えて言った。
「ぶっ潰すか」
「うん、そうしようね」
「じゃあこのまま戦っていくか」
霧雨は軽く言ってだった。
デュークと戦い続けた、そして。
デュークは一方的にやられてだった。
最後はライダー達の息の合った一撃で倒れた、それでだった。
戦極の姿に戻りふらつきつつ呪いの声を出した。
「ここまでやられるとはな」
「言った通りだっただろ」
モモタロスが変身を解いた良太郎の横から言ってきた。
「お前は弱いってな」
「ライダーだというのに」
「だから言われただろ」
ウラタロスにというのだ。
「それに乗っかってるだけでな」
「弱いか」
「そうだよ、それだけで強くなれる筈ないだろ」
ライダーになっただけでというのだ。
「世の中そんなに甘くねえんだよ」
「それがわかったらもう出て来んことや」
キンタロスは顎に手をやって首を鳴らしてから言った。
「そうすることや」
「正直君弱過ぎて戦っても面白くないしね」
リュウタロスはこう言った。
「もう会う価値もないよ」
「くっ、この屈辱忘れない」
「そうか、ほな出て来るか」
「それでまたこうして負けるんだね」
「今度はそうはいかない、私はまだ戦う」
最後にこう言ってだった。
戦極は倒れた、そうして爆発の中に消え去った。
紅は二ノ宮に顔を向けて話した。
「じゃあ今から」
「ああ、戦おうな」
二ノ宮は確かな声で応えた。
「今からな」
「そうしましょう」
「神である私の力見せてやる」
コウガネは自信に満ちた声で言ってきた。
「今からな」
「そういえばこいつ林檎だった」
リムじゃこのことを話した。
「そうだった、けれどまずそう」
「えっ、あんなの食べるの!?」
ワニベは今のリムの言葉に驚いて言った。
「絶対にね」
「まずい」
「うん、幾ら実は林檎でもね」
それでもとだ、ワニベはリムに話した。
「相当にまずいよ」
「それがわかるから」
「リムちゃんも食べないんだね」
「そうする」
「確かにあんなもん食ってもまずいな」
「そうですよね」
迷宮蟻Aはキバット三世の言葉に頷いた。
「どう見ても」
「そうだよな、だったらな」
「はい、もうですね」
「やっつけちまおうぜ」
「食べるとか抜きで」
「そうしよう、じゃあ変身しよう」
紅も言ってきた。
「今からね」
「おう、行くぜ」
キバットは紅に応えて彼のところに来て他のラ
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