第五百三十九話 強敵達に勝っていきその三
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ライダー達はそれぞれの最強フォームとなった、そして妖怪達と共にロシュオとの戦いに入ったのだった。
戦いは一進一退だった、だが。
敵の動きを見てだ、すねこすりは言った。
「とんでもない強さだけれどな」
「うん、何とかね」
のっぺらぼうが応えた。
「勝てるよ」
「俺達全員で戦ったらな」
「そうだよ」
「そうだな、じゃあ諦めないでな」
「戦っていこうね」
「幾ら強くてもな」
ロシュオがというのだ。
「そうしていこうな」
「だが無理はしないでいこうな」
ブレイドが言ってきた。
「今は」
「ああ、無理をしてもな」
白山坊が応えた。
「怪我をするだけだしな」
「無駄なダメージは受けない様にして」
そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「戦っていけばいいよ」
「そうだな、じゃあ力を合わせて」
「無理はしないでな」
「攻めていくぜ」
戦士達は呼吸も合っていた、だからこそ圧倒的な強さを誇るロシュオを次第に追い詰めていってだった。
遂にライダー達の総攻撃が炸裂してだった。
ロシュオはよろめきつつ言った。
「私の負けだ」
「いや、強かったよ」
「そうだよな」
「骨が折れたわ正直」
志村も禍田も三輪も変身を解いた状態で述べた。
「あんたとは二度と戦いたくないわ」
「そう思ったぜ」
「出来ればスサノオから離れたい位だよ」
「私はまだ納得していない」
ロシュオはライダー達にこう返した。
「だからだ、まだだ」
「スサノオの方にいてなんだ」
「またこうした時があるとか」
「私達と戦うのね」
「そうする、ではまた会おう」
最後にこう言ってだった。
ロシュオは倒れた、そうして爆発の中に消えた。
烈火は響鬼に言った。
「背中任せていいですね」
「ああ、背中どころか何でもいいさ」
響鬼は烈火に笑って応えた。
「俺でよかったらな」
「じゃあお願いします」
「デュムシュだったな」
紅麗は目の前の敵を見て述べた。
「そうだったな」
「ああ、そうだよ」
響鬼は紅麗にも応えた。
「あいつはな」
「かなりの強さというが」
「そうさ、けれどな」
「私達が力を合わせるとか」
「勝てるさ」
そうした相手だというのだ。
「だから今もな」
「力を合わせてか」
「戦おうな」
「承知した」
紅麗は一言で応えた。
「では私もだ」
「俺を頼ってくれるか」
「そうさせてもらう」
「では変身しましょう」
威吹鬼が言って来た。
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