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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 コロナ禍の中でも、コウはチョコチョコと就職活動の為、会社訪問とかをやっているみたいで、もしも私に移したら大変だからと、直接会うのを控えていた。そんな中で、私は、共通試験、そして、2月の本番の入学試験をコロナ対策の中で終えていた。卒業式も終えて

 そして、合格発表の日、岬と直接学校の掲示板を見に行こうと約束していたのだ。ふたりとも、それなりに手応えを感じていたから覚悟していた。

「あった あったヨ ミミは?」

「ウン 私ネ 私 受かっちゃったー」

 二人で抱き合って喜んでいたのだ。岬は食物栄養学科を志望していたので、私はあえて同じ学部だけど違う学科にしていた。

「また、一緒に勉強できるネ ミミの成長を見守れるし・・」

「岬 それって どういう意味よー そんなに私のこと心配?」

「ウン 心配 だって ミミのこと抱きしめていたいんだものー 今だって キスしたいくらい」

「やーだよー 変になっちゃうー ねぇ みんな見てるよ 放してよー」

 だけど、岬は離れ際に私の耳にチュっと・・。私、ジーンときてしまって、「あぁー」と声を漏らしてしまった。

「ふふっ ミミ 今 感じたでしよ」

「そんなのー ないよ! なによ 変なのー」

 私だって、この時、岬と抱き合ってキスしたいくらいと思っていたのだ。だから、手を繋いだまま離さなかった。

 そして、二人でお祝いしようと言って、お堀沿いにあるイタリアンのお店に行って、お母さんとコウに合格の報告をした。コウは

「ネットで見た 頑張ったな ミミ じゃぁ とりあえず もう会えるよね」

「ウン 明日、会えるよ」と、約束した。

「うふっ ミミ 早速 解禁だね」と、横で聞いていた岬が 

「記念にお揃いの洋服でも買おうよー」と、池袋をぶらぶらすることにした。

 私が、ランジェリーの売り場に眼を止めていると

「なによ ミミ あの人に見せるのー? ついに決心してかーぁ」

「そんなんじゃぁないわよー 大学生になるしと思ってネ」

「そうか そうかー だよネ ウン わかった 見てみようよ 色っぽいの」

「だからー 違うったらー」

「いいの 私も 可愛いのあったら 買うから」

 岬が選んだのは、ショーツの横の部分がレースで細くなっていて、前も後ろの部分がフリルで飾られていた。おまけにブラの裾もフリルが付いていて全体的にバラの花がプリントされていた。

「ウン これ 可愛いぞー ミミはレッドの 私はブルーね お揃いヨ」

「待ってよー こんな激しいのー 恥ずかしいー ダメよー」

「どうしてよー これっくらい もう、大学生の女の子なんだからー」

「うぅー じゃぁー こっちのオレンヂにする」


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