暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0048話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いる。

「戦闘前にも言った通り、今回の騒動でうちの上司は基地司令の証言を信用していない。その辺をはっきりとさせる為にも大尉達の情報は必須だからな。なるべく死者を出さないように、との命令を受けていたのさ」
「だが、それにしたって本当に1人も殺さないで……いや、ちょっと待て。こちらが全機撃墜されたのは確認している。そちらの被害は?」
「撃墜されたのを被害というのなら被害は0だな。一番損傷の酷い機体でも小破で済んでいる」

 個人的に一番痛かったのは、ファントム12機の損傷だ。詳しく調べた訳ではないが、ざっと見ただけでもガーリオンのソニック・ブレイカーをまともに受けた為に損傷が大きい物が大半だった。
 T-LINKシステムにより意識を通わせる事は可能なので完全に破壊された訳ではないと思うが、レモンに何を言われるのかを想像するとちょっと怖い。

「被害0で俺達は全機撃墜か。それもこちらの死者0。中尉達の部隊はとんでもない腕利き揃いだな」
「このくらいの腕がなければうちの部隊ではやっていけないのさ。……さて、大尉。詳しい話は基地に帰還してから聞く事になると思うが、今のうちに一通り聞いておきたい。何故反乱を起こした?」

 まさか基地司令の戯言を信じる訳ではないが、それでも普通は反乱なんて真似は余程の事が無ければ実行に移さないだろう。

「そう、だな。俺達を倒したらそちらの言う事を聞くと約束したんだし、中尉を見る限りはまともな軍人と判断できる。これなら話しても問題無いだろう」

 ……いや、俺の場合はとてもまともな軍人なんて言えないんだが。まぁ、わざわざ告げる事でもないか。

「基地司令。名前はカールと言うんだが、奴はこの基地でおおよそ考えられる犯罪の全てを行っていた。脅迫、傷害、殺人、強姦、強盗、密売、物資の横流し。それこそ数えるのが嫌になるくらいの犯罪件数だ」

 ここでもまた、ヴィンデルの嫌な予感が当たった訳だ。
 だが、疑問もある。まさかそんな犯罪行為に基地全体で関与していた訳でもないだろう。実際、キロノ大尉はそれが原因で反乱を起こしたんだし。

「確かに酷い話だな。だが、他にもあるんだろう?」
「そうだな。犯罪行為の大半は基地の軍人達にも秘密裏に行われていた。だが、そんな事をしていれば情報はいずれ漏れる。事実、それで俺達も犯罪の事を知った訳だしな。だが、中尉の言う通り他にもあった。この基地はな、連邦軍上層部や連邦政府上層部が表向きに出来ない汚れ仕事を任せる為の基地なんだよ」
「それを言うなら、俺達シャドウミラーだって特殊部隊なんだし、表向きに出来ない作戦を命令される事もあるが?」
「いや、そういう意味での表向きって事じゃない。例えば、そうだな……連邦政府高官の命令で近くの街や村から年端もいかない子供や女をさ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ