第五百三十八話 決死の攻防が続きその十七
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武器を手に身構えた、そして。
ライダー達は各自の最強フォームに変身しヘキジャインベスとの戦いに入った、このインベスの強さもかなりのものだった。
「ガアア!」
「強いわね」
「ええ、流石にね」
エリーゼはメリダの言葉に応えた。
「高位のインベスだけはあるわ」
「そうね、けれどね」
「動きはわかってきたわね」
「そうなってきたわ」
戦っていてというのだ。
「徐々にだけれど」
「はい、敵の動きを見切ることは重要です」
クーファも言ってきた。
「そうしていきです」
「敵の先を読んで戦うことね」
「それが大事です、今のお嬢様ならです」
メリダならというのだ。
「そうした戦い方もです」
「出来ますか」
「はい」
まさにというのだ。
「ですからここは」
「敵の動きを完全に見切ることですね」
「そうです、宜しいですね」
「わかりました、そうします」
「援護するよ」
タイガが言ってきた。
「だから横は任せてね」
「お願い出来ますか」
「僕達は皆で戦っているからね」
それ故にとだ、タイガはメリダに応えて話した。
「サポートも当然だよ」
「だからですか」
「うん、ここはね」
是非にというのだ。
「戦っていこう」
「それでは」
メリダはタイガの言葉にも頷いた、そうして敵の動きを見切ることに専念しつつ戦いそうしてだった。
敵の動きを完全に見切った、ヘキジャインベスが右肩をわずかに震わせたのを見てライダー達に叫んだ。
「周りに攻撃しようと力を溜めます」
「それなら今だな」
「はい、お願いします」
「よし、やるな」
ゾルダが応えてだった。
ファイナルベイントに入った、それは他のライダー達も同じで。
総攻撃を仕掛けた、周りを攻撃しようとしたインベスはここでだった。
逆に攻撃を受け倒れた、一度倒れても起き上がったが。
そのふらつく様子を見てだ、返信を解いた浅倉は言った。
「もう終わりだ」
「そうだよな、どう見ても」
マディアが応えた。
「あの様子だとな」
「一度は立ち上がったが」
それでもというのだ。
「もうだ」
「終わりだな」
「じゃあそれを見てやるか」
「今はだ、手出しは無用だ」
こう言ってだった。
戦士達はインベスが倒れたのを見た、そして爆発まで見届けそれを見送りとしたのだった。そのうえで新たな戦いに向かった。
第五百三十八話 完
2022・10・1
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