第五百三十八話 決死の攻防が続きその十五
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「尚更だ」
「わかったんだ」
「そうなった、ではまただ」
「こうした時があれば」
「戦う、ではな」
「これでだね」
「今は去る」
こう言ってだった。
アマダムは前から倒れ爆発して消え去った、また一つ戦いが終わった。
さりなはビャッコインベスを見て顔を顰めさせた。
「角居さんじゃなくてもな」
「嫌な相手よね」
「ああ、見てるだけでな」
梨ナに対して忌々し気に答えた。
「インベスってのがな」
「さりなっちインベス嫌いだしね」
「シドとかそういう奴の話聞いてな」
「あの人達はインベスじゃないけれどね」
「連想するからな」
その彼等をというのだ。
「どうしてもな」
「そういうことね」
「ああ、だからな」
嫌な気持ちになるからだというのだ。
「さっさとな」
「やっつけちゃうね」
「そうしような」
「うん、僕も嫌な気分だよ」
清春も言ってきた。
「インベスはね」
「いい印象は感じないわね」
小雨もそれは同じだった。
「どうしても」
「他の種族や組織と比べてもね」
「そうよね、本当に」
「だから早く終わらせよう」
「けれど焦ったら駄目だよ」
津上は魔法少女達にこのことを注意した。
「嫌な相手でね」
「早く終わらせたくてもですね」
「うん、焦ったらね」
彩に対して答えた。
「そこから失敗するからね」
「敢えて焦らないで、ですね」
「戦っていこう、じゃあね」
津上は微笑んで話した。
「俺達は今から変身するから」
「そうしてですね」
「戦うから」
「じゃあ私達も一緒に」
「戦おう」
こうしたやり取りを経てだった。
ライダー達がそれぞれの最強フォームに変身してだった。
そのうえでビャッコインベスに向かった、そこに魔法少女達も加わり死闘がはじまった。その中で。
「ゴガア!」
「やっぱり一撃が違うな」
「そうね」
花夜はさくらに応えた。
「普通のインベスとはね」
「違う、しかしだ」
「勝てるわね」
「これ位なら何でもない筈よ」
露乃も言ってきた。
「今の私達にとってはね」
「これ位ならです」
G3エックスは銃で攻撃を行いつつ言ってきた。
「勝てる筈です」
「そうですわ、空は任せて下さいな」
箒に乗ってだ、みかりが飛びつつ言ってきた。
「皆さんで連携してお空と陸から攻めれば」
「僕達が勝てない筈がないよ」
漆は悠然とさえしていた。
「不幸なのは僕達じゃなくてね」
「相手か」
「うん、僕達と戦うね」
こう紗雪に答えた。
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