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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百三十八話 決死の攻防が続きその十三

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「それを以て戦えるからな」
「強いんですね」
「化けものよりもな、その俺達がいてだ」
 ディケイドはさらに話した。
「仲間がいる、どうして負ける」
「仲間は私達ですね」
「他に誰がいる」
 イカロスにも応えた。
「一体」
「そうですね、では」
「攻めるぞ」
「はい」
 イカロスはいつもの無表情で応えた、そうしてだった。
 戦士達はソーサラーを攻めていった、戦士達は強大な彼にダメージを与えていった、そして不利になっていく戦局にだ。
 激昂したソーサラーがドレイクに変身しその戦局を打開しようとするとだった。
 変身に入るその瞬間に隙を見てあった。
 ライダー達は一斉に攻撃を仕掛けた、その攻撃でだった。
 ドレイクになろうとしたところで倒れてだった、オーマの姿に戻りふらつきつつもその場に立って言った。
「ぬかった、ソーサラーのままで戦うべきだったか」
「それでも俺達は勝ったよ」
 変身を解いた常盤はこう彼に返した。
「間違いなくね」
「徐々にか」
「うん、けれどあんたが洗濯を間違えたことは事実だよ」
 オーマにこうも返した。
「ライダー、人間の力じゃなくてね」
「ファントムの力に頼ろうとしたことがか」
「そうだよ、人間の力で最後まで戦っていたら」 
 そうであったならというのだ。
「あんたはね」
「勝っていたか」
「そうだったよ」
 こう言うのだった。
「本当にね」
「そうだったか」
「うん、何しろ変身しようとしたそこに隙が出来たから」
 一瞬でもというのだ。
「あんたは間違えたよ」
「そうか、ではな」
「これでだね」
「去る」 
 そうすると言うのだった。
「また機会があれば会おう」
「それじゃあね」
「今は終わりだ」
 最後にこう言ってだった。
 オーマは倒れ爆発の中に消えた、ライダーの力を持った怪人も戦場からいなくなった。
 アマダムを見てだ、リリルカはベルに真剣な声で言った。
「ベル様、ここはです」
「うん、これまでの僕達の戦いの中でも激しいものになるよ」
 ベルも真剣な顔で言葉を返した。
「ダンジョンだけでなくて」
「ライダーの皆さんと共に潜り抜けた戦いの中でも」
「一番ね」
「そうなります」
「そうだね、けれどね」
「戦われますね」
「他にないからね」
 選択肢はというのだ。
「ここまできたら」
「はい、ではいきましょう」
「戦おうね」
「一緒に」
「私もいるわ」
「私も」
 ここでアイズとリューも来た。
「横は任せて」
「心配は無用よ」
「いえ、私がいますから」
 リリルカは二人にむっとした顔になって言った。
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