第五百三十八話 決死の攻防が続きその八
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「それで奴を怒らせるぞ」
「わかりましたぞ」
ガビルが応えた。
「それでは」
「ああ、総攻撃だ」
リムルはこう言ってだった。
実際にテンペストの面々で総攻撃を浴びせた、すると白翁の言った通りその一撃によってであった。
フェニックスは激高し彼等に炎を浴びせようとした、その時にライダー達への注意がほんの一瞬でもなくなり。
それを見てだ、スペクターは言った。
「今だ」
「そうだね、マコト兄ちゃん」
「やるぞ」
「そうだ、決めるぞ」
ネクロムも言った、そして三人でだった。
一斉攻撃を浴びせた、それが決め手になってだった。
フェニックスは全身から激しい炎を噴き出してからだった。
人間の姿に戻ってだ、憎しみに満ちた目で言った。
「糞っ、またか」
「そうだ、まただ」
変身を解いた深海が応えた。
「お前は敗れた」
「折角この世界にまた戻ったのにな」
「だがそれでもだ」
「俺は敗れた、だがだ」
「地獄に戻ってもか」
「またこの世界に戻って来る」
フェニックスはリムルにも答えた。
「そうしてくる」
「そしてまた戦うか」
「覚えておけ、俺は死なない」
「フェニックスだからね」
天空寺もそれはと応えた。
「そうだね、負けたら地獄に行く様になったけれど」
「俺は死なない、だからな」
「まただね」
「戦う、覚えておけ」
最後にこの言葉を置いてだった。
フェニックスは爆発四散して果てた、獄炎がそこに起こった。
ターニャ達は既に空にいる、そのうえで眼下にいるメデューサを見ていた。
「奴はまだ人間の姿だがな」
「油断は出来ないですね」
「そうだ、戦いはもうはじまっている」
ヴィクトーリャに対して答えた。
「何時何をしてくるかわからないぞ」
「本当にそうですね」
「だからこそだ」
ターリャはさらに言った。
「ライダー諸君もだ」
「ですね、もうです」
「戦える姿勢です」
「それに入っています」
マテウスとヴォーレン、ライナーが応えた。
「それではです」
「我々もその考えであります」
「戦いについては」
「戦いはもうはじまっている」
鏡が応えた。
「大佐の言う通りだ」
「そうだ、ではいいな」
「俺達も跳んでだ」
花家も言ってきた。
「空から戦う、ではな」
「うむ、宜しく頼む」
ターリャもそれではと応えた。
「ではな」
「今から変身します」
宝生もここで言った。
「では」
「その時に攻撃を開始する」
「ええ、来るといいわ」
敵であるメデューサも言ってきた。
「私もね」
「戦うつもりだな」
「だからこそここにいるのよ」
こうターリャに返した。
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