第五百三十八話 決死の攻防が続きその六
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「人間とは何かも考える」
「そうなってしまいますね」
「全くだ、だが戦うのなら」
ハートは二人に頷きつつあらためて述べた。
「全力でな」
「戦いましょう」
「今からな」
こう話してだった、ライダー達もだった。
それぞれの最強フォームになった、速水もここでリブラゾディアーツになった、そのうえで戦いに入った。
リブラゾディアーツは彼の持てる力を全て使って戦ってきた、そうして戦士達を寄せ付けない。その状況を見てだった。
サキはステージから眉を顰めさせてこう言った。
「これはな」
「死闘でありんすね」
ゆうぎりも戦いを見て言う。
「一進一退の」
「ああ、これが大幹部の実力なんだな」
「そうでありんすね」
「まずいな」
サキはこうも言った。
「勝てるか?いや」
「そうよ、こうした時こそ」
リリィが強い声で言ってきた。
「僕達もね」
「ステージで頑張ってな」
「ライダーの人達に力をあげてね」
「それで一緒に戦わないとな」
「力を合わせてね」
「じゃあフランシュシュ皆で歌おう」
純子も言ってきた。
「ここは」
「その時ね、やりましょう」
愛は純子の言葉に頷いた。
「今こそ」
「そうだな、じゃあやろうな」
サキは愛の言葉にも頷いた、そうしてだった。
フランシュシュの七人はステージで戦った、その力を受けてライダー達も奮起してそのうえで力を合わせて戦い。
遂にだ、リブラゾディアーツにだった。
渾身の総攻撃を浴びせた、それが決め手になり。
ゾディアーツも倒れた、そのうえで速水の姿に戻り何とかという風で立ち上がり変身を解いたライダー達に言った。
「私の負けか」
「そのことを認めるんだな」
「最早倒れるしかない」
志島に対してこう返した。
「今は何とか立ち上がれたが」
「だからか」
「そのことを認める」
敗北、それをというのだ。
「こうなってはな」
「あの、それはいいですが」
「あうーーー」
たえに頭を噛まれているさくらが応えた。
「貴方もいい加減に」
「この場から離れろか」
「そうした方がいいですよ」
「まだそのつもりはない」
速水はふらつきつつもさくらを見据えて答えた。
「納得していないからな」
「だからですか」
「それまではいる、一人でもないしな」
「では好きなだけいろ」
ベルトさんも言ってきた。
「そうするといい」
「ではそうさせてもらう」
「そうか、では今はだな」
「これでだ」
まさにと言うのだった。
「去ろう」
「そうか、ではな」
「また会うことになる」
速水も倒れた、そうして消え去った。また一つ戦いが終わった。
リムルは人間の姿のフェニックスを見て言った。
「こりゃ天使よりやばいか
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