第五百三十八話 決死の攻防が続きその三
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「ここは」
「そうっす、皆で力を合わせてっす」
はじめはつばさにも応えて話した。
「そうしてっす」
「戦うことですね」
「そうっすよ」
「そうであるな、弱音を吐いても仕方ないである」
パイマンもそれはと頷いた。
「ならである」
「皆で攻めるっすよ」
はじめはまたパイマンに話した。
「そうするっす」
「ライダーの諸君とであるな」
「そうするっすよ」
こう言ってだった。
戦士達はカザリに全員で向かった、そして。
敵の体力を徐々に削ってだった。
ダメージが蓄積されこのことに歯噛みした時に隙を見て。
ウィザートとビーストがまず動き三人のメイジ達もだった。
一斉に動き渾身の一撃を同時に浴びせ。
カザリは倒れた、それでも何とか立ち上がったが。
人間の姿に戻ってだ、こう言った。
「これで終わりか」
「そのことを認めるか」
「ああ、俺の負けだ」
変身を解いた操真に答えた、他のライダー達もそうしている。
「無念だがな」
「そうか」
「今回は敗れたが」
それでもと言うのだった。
「しかしだ」
「それでもだな」
「まただ」
再びというのだ。
「貴様等と戦いだ」
「今度こそ勝つか」
「そうする、その時にな」
再びというのだ。
「会おう、ではな」
「今はか」
「これで消えてやる」
「ではな」
「まただ」
こう言い残してだった。
カザリも倒れた、そしてまた一人大幹部が去った。
立神吼を前にしてだ、めぐみんは強い声で言った。
「案ずるには及びません」
「それは何故だ」
「私の爆裂魔法で一撃だからです」
駆紋に対して毅然と答えた。
「だからです」
「わかった、それはない」
「ないですか」
「並の怪人と思うな」
その立神を見つつ言うのだった。
「言うまでもないと思うがな」
「大幹部だからですか」
「奴はホロスコープスの中でも最強クラスだ」
「君の爆裂魔法確かに強いけれどね」
ペコもこのことは認める、だがそれでもと言うのだった。
「流石にね」
「相手が強過ぎますか」
「魔王軍の幹部より強いと思うよ」
「うむ、遥かに強い」
元幹部のバニルの言葉だ。
「私やウィズより遥かにな」
「相当な強さですから」
ウィズも言ってきた。
「ですから」
「そう、だからね」
ペコはまた言った。
「ここは俺達全員でね」
「力を合わせてですか」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
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