異伝〜奥義伝承の試し〜
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「おっ、確かにそれは中々いい案だね、クロガネ♪」
「って、大戦が終わった後に加入した”新参者”なのによく何気にしれっと参加して提案できるよな、アンタは!?」
ドロテアやリシテア、リタ、エーデルガルトがそれぞれ提案を口にした後に答えたクロガネの提案を聞いたシズナが笑顔を浮かべて肯定している中ヴァンは思わずクロガネに突っ込んだ。
「フフッ、どれもお兄様を示すのにぴったりな仇名ですわね。」
「ええ♪もしくは”好色剣聖”なんてどうかしら♪実際、ご主人様はハーレムを築いているし♪」
「あ、あの……それはリィン様……というか偉業を成した人物を称えるような仇名ではないと理解していて、提案していませんわよね?」
微笑みながら呟いたセレーネの意見に頷いた後提案したベルフェゴールの提案を聞いたメサイアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせながら指摘し
「あぁ……ッ!我が主の”英雄”としての格が更に上がった瞬間に立ち会えた事、この身にとっては感無量です……ッ!」
「フフ、ユリーシャは相変わらず大げさね。」
「フム、リィン様の新たな異名を考えるのもいいが、リィン様を支える家臣たる私達の異名も考えるべきかもしれないな。」
「わ、わたし達の異名……どんな異名だとリィン様を支える者達として似合っているんでしょうね?」
「……異名とは周りの者達が付けるものであって、自らが考えて付けるものではないと思いますわよ。」
感激した様子でリィンを見つめているユリーシャの様子にアイドスが苦笑している中、考え込みながら呟いたベアトリースの提案を聞いたアンリエットがベアトリースと共に考え込んでいる中、ルシエルは静かな表情で二人に指摘した。
「ぐぬぬ、なにやら盛大に差をつけられたような……」
「フフ、私達も今よりも更に精進しないとね。」
「ああ、マスターの直弟子として……”現代の鉄騎隊”の名に恥じぬようにもな。」
「やれやれ、何だっていいと思うけどね。仇名でリィンが変わるという訳でもないんだし。」
「うふふ、そうですわね。」
(……おめでとうございます、兄様。)
悔しそうに唸りながら呟いたデュバリィの様子に苦笑しながら呟いたエンネアの言葉にアイネスは頷き、呆れた表情で呟いたレジーニアの意見にアルフィンは頷き、エリスは静かな笑みを浮かべてリィンを祝福した。
その後、リィンは集まってきた人々から祝福を受けつつ、感謝の意を伝え――――――カシウス中将達に改めて礼を述べてから明日に備えて休むために仲間達と共にレボリューションへと帰還した――――――
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