異伝〜奥義伝承の試し〜
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強い一刀……」
「ええ……目を奪われてしまいました。」
「八葉一刀流の奥義伝承………素晴らしい瞬間を見せて頂きました。」
クルトはリィンの奥義伝承を賞賛し、アメリアとアルティナ、ミュゼ、オリエは感想を口にした。
「フフ、先を越されてしまったね。だけど、僕もすぐに追いつくからね。」
「クク、心配しなくてもリィンと同じクソ真面目なお前ならすぐに追いつけるって。」
「みんな……いつの間に。」
苦笑した後自身の目標を口にするフランツの言葉を聞いたフォルデが静かな笑みを浮かべている中リィンは呆けた表情で灰獅子隊や紅き翼の面々を見つめた。
「ハハ、よほど集中していたみたいだな?」
「フッ、いつもなら真っ先に気配に気づいているだろうが。」
「ふふっ、よほど集中しきっていたみたいですね?」
「ああ…………――――――ありがとう、みんなのおかげだ。それから皆さんも……これまでの助力、感謝します。」
苦笑しているディミトリとドゥドゥー、微笑みながら呟いたステラの言葉に頷いたリィンは仲間達の元へと近づいた後仲間達に感謝の言葉をかけた。
「フフ……おめでとうございます、リィンさん。」
「まさか”剣聖”が誕生する場面をこの目にすることができるなんて思いもしませんでしたよ。」
「フフッ、しかしこれで灰色の騎士にして剣聖リィン・シュバルツァーの誕生という訳ですわね。」
「”剣聖”だけではカシウス・ブライトと被って紛らわしい為、エリゼやミスルギのように何かの字を冠するのもいいかもしれんな。」
プリネは微笑みながらリィンを賞賛し、ツーヤは苦笑しながら、セシリアは微笑ましそうにそれぞれリィンを見つめ、レーヴェは静かな笑みを浮かべてある提案をした。
「!?い、いえ、まだ自分としてはそこまでの実感が……」
「フッ、ここは遠慮するものじゃないよ、リィン。」
「ああ。何だったら私達がリィンの剣聖の前に冠させる字を考えるのもいいかもしれないね。」
レーヴェの提案を聞いて血相を変えた後謙遜した様子で答えたリィンに指摘したローレンツの意見に頷いたフェルディナントはある提案をした。
「うーん、リィン君だったらやっぱり”灰の剣聖”とかかしら?」
「ふふ、”閃の剣聖”なんかもピッタリだと思いますよ。」
「リィンさんは”慈悲の大女神”であるアイドス様と契約している上、敵国であるエレボニアへの”慈悲”の為に戦争で活躍したのですから、”慈悲の剣聖”も似合っていると思いますよ。」
「もしくは”暁の剣聖”とかはどうかしら?光をもたらすという意味で。」
「七の型は”無”。ならば”零の剣聖”はどうでござろうか?”零の型”を最も得意とする姫ともお似合いでござる。」
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