異伝〜奥義伝承の試し〜
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ていた。
「―――――これより俺は君自身と成り代わってみせよう。おそらく君自身の本質――――――君が最も畏れている容として。そう言われれば想像は付くだろうが。」
「―――――はい。ですが――――――了解しました。こちらこそ望む所です。」
カシウス中将の話に頷いたリィンは自身の太刀を取り出した。
「よろしくお願いします――――――カシウス・ブライト師兄。」
「意気やよし――――――リィン・シュバルツァー。」
「シズナ・レム・ミスルギ。謹んで立ち会わせてもらうかな。」
そしてそれぞれの宣言が終わるとリィンとカシウス中将は互いの武装を構え、シズナは立会人としての場所に移動して二人の様子を見守り始めた。
「これより八葉一刀流。奥義伝承の試しを執り行う――――――汝の名は?」
「リィン・シュバルツァー。八葉一刀流中伝。」
「汝の求めたる型は?」
「七の型”無”――――――そこから出ずる森羅万象の総て。」
「彼は我、我は彼。」
「我は彼、彼は我。」
「汝、剣の至境に至らんがため自らを無とせしめんか?」
「否――――――我は彼と在り、彼等と在り、梵と共に在る。それこそが我が求めたる無想剣――――――”理”に通じたる一の太刀。」
「ならば示して見せよ――――――己が行き着く先の閃きを。汝自身を乗り越える事によりて――――――!」
そしてリィンとカシウス中将、それぞれが宣言するとリィンの”奥義伝承の試し”が始まった!
”奥義伝承の試し”が始まると謎の空間でリィンはアイドスと契約するまで畏れていた姿――――――”鬼の力を制御し切れていない暴走状態の自分自身”と対峙した。
〜???〜
「いざ始めよ――――――八葉の頂き、剣聖へ至る試しを!」
「「おおおっ(オオオッ)!!!」」
そして謎の空間にシズナの声が響き渡ると二人のリィンは同時に自分自身へと向かった。
「シャアッ!!」
「緋空斬!!」
「消エロ!!」
「断ち切れ!!」
「滅ビヨ――――――斬!!」
「秘技――――――裏疾風!斬!!」
「ハアッ――――――シャアァァ……ッ!斬!!」
「唸れ――――――うぉぉぉぉ……ッ!螺旋撃!!」
相手が技を繰り出すとリィンも同じ技を繰り出すを繰り返し続けた。
(!掴んだ――――――!)
やがて同じ技同士の繰り出しを繰り返しているとリィンは新たな技を開眼し、それを解き放った!
「万物流転――――――”無”は”有”にして、”有”はまた”無”なり!一!」
新たな技を
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