L7話 Super star【明星】になるべき者たち
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
スを速人は恐れ……そして読み取ろうとしているのだ。
「そういえば???かのんの父さんなら中国語の詳しい辞書を持ってるかもな……」
ガチャと自室を飛び出す速人。
彼は信念を持っている。かのんなら……彼女たちなら必ずスーパースターになれる。そう信じている。盲信している。
そのためならば……彼は。
????※????
【じゃあ、そっちはうまくいったんだな?】
「あぁ。じゃあ今度は???頼むぞ?」
【了解。】
プツリと切れる電話。まだ4月であるのに少し少し汗ばむほどの陽気……俺もブレザーなど羽織ってはいられず、薄青いワイシャツ姿になる。
そして今、俺は……とある温泉地に構えられた豪邸に来ている。
「はぁ……嫌だ???でも仕方ねぇか…」
ノック抜きでその邸宅の玄関をくぐる俺。そのまま階段を登り、ガラス張りオーシャンビューのスペースへと到達する。
「アイツらは……」
俺は黒いソファに座り込む????と。
バシャ!
ピト…ピト……
奥のガラスが湯けむりに曇る。その中から滴る湯水と共に現れる????絶対なる美女 ハイパーロード/Aqours。
ダイヤモンド色の長髪をポニテで結び、その紫色の瞳で俺を見つめる。
『まさか貴方から来るなんて、珍しい♪』
「あぁ。俺も絶対行きたくないって思ってたんだが……事情が変わった。セフィオスとグリフォスは?」
『あっちの部屋で寝てるよ。』
「??????そうか。」
『どうしたの?そんなに困惑して?』ニコニコ
「お前……服を着ろ。服を。」
そう、彼女は今とんでもないダイナマイトボディを風呂に入ったまま俺に見せつけている状態。
普通の女ならば見過ごしても良いが、コイツには別の意図がある気がして気分が悪い。
しかし???彼女は恥ずかしむ様子もなく…むしろ見せびらかすように話を続ける。
『私は構わないし……好きな時にシていいんだよ?』
「ふざけんな。外見のみピチピチの超若作りBBAの体に欲情するほど俺も…堕ちてはいない???」
『ふーん……ま、いいよ。いずれこの私に魅了されるのはわかってるんだから?』
「てかそんなことはどうでもいいんだ……単刀直入に言う。アレの出番だ。」
アレの出番……それが何を意味するか、彼女はその『全てを見通す目』で理解しているはずだ。しかし彼女は不満げな顔をする。
『私を老いぼれ扱いした上に言うことも聞いてくれないで、そんな頼み事なんて…なんてワガママな人。』
「これはアイツらのためだ。」
『前にも言ったはずだよ?私はあの子たちが力を手に入れることは反対……大きな力は自由を与えて、人を路頭
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ