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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その十七

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「他のグリードとは違うな」
「圧倒的ね」
 ドルテが応えた。
「何もかもが」
「特に力がな」
 白虎はガメルのこのことを指摘した。
「とんでもないぞ」
「そう、だからね」
 カトリーナが言ってきた。
「正面から受けるべきじゃないわ」
「かわせ」
 アンクは一言でどうすればいいか話した。
「奴の攻撃はな」
「かわしてか」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「俺達の攻撃をだ」
「加えることか」
「そうだ」
 白虎に答えた。
「いいな」
「そうか、わかった」
「お前等は速い、だからかわすことに専念すればだ」
「かわせるか」
「それが出来る」
「中々見切れない攻撃ですが」
 テレジアは今は二人のバーズと戦うガメルを見つつ話した。
「それでもですね」
「かわすことに専念しろ」
「防御はですね」
「そうだ、いいな」
「そうします」
 テレジアも他の者も頷いた、そしてだった。
 戦っていった、そこで。
 命と雪が陽動で動いてだった。
 ガメルの注意を引き付けたその一瞬でだった。
 ライダー達は総攻撃を浴びせた、それが決め手となってだった。
 ガメルは倒れた、そのうえで人間の姿に戻って立ち上がるが。
「またメズールと一緒だから」
「寂しくないんだな」
「俺はそれで満足」
 変身を解いた湊に答えた。
「それでいい」
「俺もあんた嫌いじゃないけれどな」
 湊はガメルに微妙な顔で述べた。
「それだと戦うしかないな」
「メズールが止めるなら俺も止める」
「それだけメズールと一緒にいたいか」
「そう、だから負けたことは悔しくても辛くない」
 こう言うのだった。
「だからいい、また会う」
「じゃあな」
「メズールと一緒にあの世に戻る」 
 最後にこう言ってだった。
 ガメルは前から倒れ去った、戦いはまた一つ終わったがそれでもまだ戦士達の戦いは続くのだった。


第五百三十七話   完


                   2022・9・23
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