第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その十四
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「そして楽しく過ごせ」
「そうはいきません、あの方にここで戦いです」
「俺達を倒す様に言われているか」
「そうですので」
それ故にというのだ。
「私としてもです」
「すぐには戻らずか」
「ここで戦います、皆さんと」
「なら今から倒してだ」
国木田は井坂への嫌悪感を露わにさせて彼に告げた。
「地獄に戻してやる」
「そうしてくれますか」
「必ずな」
「でははじめるか」
門矢はにこりともせずに述べた。
「正直俺もすぐにそうしたいしな」
「おや、そうなのですか」
「多くの奴がお前に嫌悪感を抱いているが俺も同じだからな」
門矢自身もというのだ。
「今から戦う、行くぞ」
「それではです」
井坂は楽し気に笑って門矢の今の言葉に応えた、そうしてだった。
ウェザードーパメントになった、そ禍々しい姿を観てだった。
ライダー達もそれぞれの最強フォームに変身した、そのうえでウエザードーパメントとの戦いに入った。
全員で取り囲み総攻撃を繰り出す、だが。
「くっ、強い」
「それもかなり」
鏡花は虎に変身して戦う中島の援護をしつつ述べた。
「そう言うしかない」
「そうだよめ」
「けれど隙があるから」
「隙!?あの人の何処に」
「性格」
これだというのだ。
「あいつは凄く傲慢だから」
「あっ、自分は勝てると思って」
「あちこち油断がある」
「そこを衝いていけば勝てる」
「そう」
まさにというのだ。
「必ず」
「そうだ、あいつは確かに強い」
ディケイドもそれは事実だと話した。
「しかしだ」
「それでもですか」
「その娘の言う通りだ」
鏡花のというのだ。
「自信に満ちている、即ちだ」
「相手を馬鹿にする傾向がある」
太宰が言ってきた。
「そういうことだね」
「そうだ、だからだ」
そうした性格だからだというのだ。
「相手の動きをよく見なかったりする」
「馬鹿にしているとですね」
中島もそれはと頷いた。
「確かにそうですね」
「何でもない攻撃を思ってな」
「そうしますね」
「そうだ、そこを衝くことだ」
まさにというのだ。
「いいな」
「わかりました」
中島はディケイドの言葉に頷いた、そうしてだった。
戦士達はウェザードーパメントに攻撃を続けていった、探偵とマフィアそれにライダー達のそれは激しく。
自信に満ちていたウェザードーパメントは焦り出した、そこでだった。
ライダー達の一斉攻撃が出された、それを受けてだった。
さしものウェザードーパメントも倒れてだった。
井坂の身体に戻ってふらふらと立ち上がりつつそうして言った。
「今は倒れてもです」
「ああ、それ以上言わなくていいよ」
変身を解いた海東が応えた。
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