第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その九
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「その力は強大だ」
「だからかよ」
「迂闊にはだ」
「動くなっていうんだな」
「そうだ」
こう言うのだった。
「ライダーの人達と一緒に戦おう」
「そうよね、これが私達とスサノオの最後の戦いになるかも知れないけれど」
お茶子もそれはと応えた。
「それならね」
「尚更だな」
「仮面ライダーの人達とね」
「力を合わせて戦っていくべきだな」
「その通りね」
「うん、そうしよう」
出久もそれならと応えた。
「というかそうしないと駄目だよ」
「そうよね、やっぱり」
「そうだ、俺達全員で戦えばだ」
今度は天道が言ってきた、彼もいつも通りだ。
「それでだ」
「勝てますね」
「確実にな、だが一人だとだ」
天道は杉村を見つつこうも言った。
「敗れる、間違いなくな」
「天道さんの言われる通りですね」
優雅は彼のその言葉に頷いた。
「この度も」
「ならいいな」
「はい、宜しくお願いします」
「こちらこそな」
「ライダーの人達が言われるなら仕方ねえな」
勝己もそれならと応えた。
「それじゃあな」
「そうだ、俺達全員で戦うぞ」
「ああ、そして悪の仮面ライダーにも勝ってやる!」
「勝てるつもりか」
他ならぬ杉村が応えた、それも忌々し気に。
「俺に」
「何か問題があるか」
天道は杉村にも応えた。
「俺達とお前の実力を見てのことだが」
「俺も以前の俺じゃないが」
「戦力を高めたか」
「そうだ、それを見せてやる」
「なら来い、今からな」
「その言葉受けた」
杉村もこう返してだった。
戦士達は戦いに入った、ライダー達はそれぞれの最強のフォームとなり出久達と共に仮面ライダーアークとなった杉村とだ。
戦いに入った、すると。
電気は電流を放ってから言った。
「流石に三メートルもあると」
「大き過ぎてか」
「それだな」
「勝てると思えないですね」
ケタロス、ヘラクス、コカサスが応えた。
「効いているとは思えないので」
「確かにあまりだ」
「効いてはいないさ」
「はい、ですがゼロじゃないですね」
電気はこうも言った。
「そうですね」
「ゼロであってたまるかよ」
猿夫が応えた。
「俺達だって渾身の攻撃を浴びせてるんだぞ」
「そうだよな」
「一でもな」
それだけでもというのだ。
「与えているだろ」
「そうです、その一が重なれば」
コカサスはそれならと述べた。
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