第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その七
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「俺は満足した、そしてだ」
「これでか」
「去ろう、あちらの世界ではずっと寝てだ」
その様にしてというのだ。
「またこの世界に来ることがあればな」
「戦うか」
「そうする」
こう言うのだった。
「だから待っていろ」
「待ちたくないけれどそうするよ」
上城は糸矢に眉を顰めさせて言葉を返した。
「それじゃあな」
「チューーーーリッヒッヒッヒッヒ、またな」
最後に不敵な笑いをあげてだった。
糸矢はステンドガラスが割れる様にして消え去った、その後には何も残っていなかった。
可奈美は白峰天斗を見据えてだ、刀を出してから言った。
「私達もね」
「ええ、戦いましょう」
舞衣も刀を抜いて続いた、二人共きっとした顔になっている。
「皆でね」
「面倒だがそうするか」
薫はここでも働くのが嫌だった。
「敵と戦うんだからな」
「ねね」
ねねも続いた。
「ねね」
「じゃあやりましょう」
エレンは明るい顔で刀を抜いた。
「私達で」
「敵は強い、けれど」
沙耶香はこの時も冷静だった。
「勝てる相手」
「やってやるか」
こう言ったのは姫和だった。
「今からな」
「力入れ過ぎたらかえって駄目ってな」
響鬼は刀を抜いた巫女達に笑って話した。
「言うだろ」
「だからですか」
「緊張しつつな」
「肩ひじ張らないで、ですね」
「そうしてな」
そのうえでとだ、響鬼は可奈美に話した。
「戦っていけばいいさ」
「この戦いでも」
「そうさ、皆で助け合って」
「戦っていくことですね」
「そうしていこうな」
こう話してそうしてだった。
響鬼達はそれぞれの最強フォームに変身した、そしてそれを見た白峰は身構えつつ強い声で言った。
「俺も変身する」
「あんた登さんそっくりね」
結芽は彼を見て言った。
「ファイルの写真見た時から思ってたけれど」
「同じ人だとか」
呼吹はふと思った。
「まさか」
「違うと言っておく」
白峰もそれはと返した。
「俺は俺だ」
「やっぱりそうよね」
「流石に同じ人じゃないわね」
「外見がそうであるだけだ、では行くぞ」
軽くやり取りをしてだった。
そのうえで仮面ライダーレイになった、そうして戦いに入るが。
姫和は仲間達と共に戦い一旦間合いを置いてから構えを維持しつつ言った。
「スサノオについたとは言え流石は仮面ライダーか」
「そうね」
可奈美も隣で頷いた。
「それだけの強さよ」
「そうだな」
「全くだね、強いよ」
威吹鬼もそれはと応えた。
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