第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その三
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「はじめるぞ」
「そして楽しむぞ」
お互いに言葉を交えさせてだった。
ライダー達がそれぞれの最強の姿に変身し彼等を軸として戦いがはじまった、邪王は彼自身だけでなく。
電車も使う、華凛はそれを見て言った。
「くっ、あの電車もね」
「かなり厄介ね」
華恋も言う。
「あっちはどうしようかしら」
「無視出来ないし」
「ああ、そっちは俺が引き受けるよ」
ゾルダが言ってきた。
「その為の火器だからな」
「お願い出来ますか」
「電車の方は」
「そうさせてもらうな、それでその間にな」
ゾルダが電車を引き受けている間にというのだ。
「君達に頼みたいんだ」
「はい、邪王さんですね」
「あの人自身をですね」
「攻めてな」
そうしてというのだ。
「隙作ってくれるか、それが出来たらな」
「その時はですね」
「北岡さん達がですね」
「スサノオに向かってな」
電車から離れてというのだ。
「そうしてな」
「決めますか」
「そうしてくれますか」
「そうするな、だからな」
それでというのだ。
「そっちは頼むな」
「わかりました」
「今から引き受けます」
「宜しくな」
ゾルダのこの言葉は明るいものだった、そうしてだった。
電車に攻撃を浴びせてその攻撃を防いでいる間にだった。
美親は総攻撃に入った、オルガは邪王を見て言った。
「後ろに回り込むんだ」
「そこからですね」
「攻めるんだ、そうすればだ」
ケツアルコアトルに話した。
「あいつの目がどうしても俺達に向かってだ」
「隙が出来ますね」
「そしてその時こそな」
まさにというのだ。
「ライダーの人達が決めてくれる」
「ですから」
「ここはだ」
「後ろにですね」
「回って攻撃を仕掛けるぞ」
「わかりました」
ケツアルコアトルも応えてだった。
仲間達と共に動いた、そして。
そこから攻めた、すると。
オルガの読み通りだった、邪王は彼等に注意を向けた、ライダー達への警戒は続いていたが僅かでもだった。
その警戒が弱まった、それを見てだった。
「今だ!」
「ああ、そうだな」
ナイトは龍騎の言葉に頷き他のライダー達もだった。
動き邪王に一斉攻撃を浴びせた、これでだった。
邪王は倒れた、それでも起き上がるが。
「くっ、これ以上はな」
「戦えないだろ」
ライダー達は変身を解いた、高見沢がその直後に応えた。
「もうな」
「その通りだ、やられた」
「そうだよな」
「だがそれは今回のことでか」
「またか」
「そうだ、また戦う」
「それなら相手をしてあげるわ」
霧島は邪王にきっとした顔で応えた。
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