第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その一
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第五百三十七話 続けて出て来る強敵達
犬屋敷は家族に優しい声と笑顔で話した。
「それじゃあね」
「ええ、今からね」
「戦うのね、お父さん」
「そうするんだね」
「ワン」
「そうしてくるよ」
家族に笑顔のまま話した。
「そうしてくるよ」
「頑張って来てね」
「大変な戦いになるけれど」
「それでもね」
「ワンワン」
「大丈夫ですよ」
直行は犬屋敷に微笑んで話した。
「犬屋敷さんなら」
「そう言ってくれるんだ」
「はい、何があっても」
「ライダーの人達もおられますし」
しおんはこう言った。
「勝ちますよ」
「そうなる様にしてくるね」
「一緒にやりましょう」
氷川が言ってきた。
「この戦いも」
「うん、そうしてだね」
「勝ちましょう」
「案ずることはありません」
木野は年上の犬屋敷に敬意を以て言ってきた。
「幾らです」
「そうなんだ」
「犬屋敷さんがいて」
そしてというのだ。
「俺達がいますから」
「だからだね」
「あいつにも勝てます」
「ええと、三島正人さんだったかな」
「はい」
葦原も礼儀を守って応える。
「そうです」
「元々ゼクトにいてね」
「ですが」
「ああしてだね」
「俺達の敵になっています」
「今はだね」
「そうだ、私はもう人ではない」
三島は自分から言った。
「そのことを言っておく」
「そうか」
「そのつもりで来ることだ」
「人間とは何か」
犬屋敷は遠い目になって言った。
「それはね」
「人間の心があるかどうかですね」
「そうだよね」
津上に笑顔で応えた。
「これまでの戦いでね」
「犬屋敷さんもですか」
「わかったよ、もっと言えば今の身体になった時から」
笑顔で言うのだった。
「わかったことだよ」
「そうなんですね」
「そう、だから彼はね」
三島を見て話した。
「もうね」
「人間じゃないですね」
「そうだね、じゃあ僕達はね」
「はい、人間として戦いましょう」
「そうしよう」
「今から」
津上は笑顔で応えてだった。
他のライダー達と共に最強フォームに変身した、そして三島もグリラスワームに変身してそうしてだった。
戦いがはじまった、流石にグリラスワームは強いが。
犬屋敷は地上からだ、冷静に言った。
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