第五百三十六話 種族を超えてその十三
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「いや、本当に」
「凄かったです」
「そのことを覚えばだな」
「そうですね、私達は勝ちます」
「それ以外はないです」
二人でローグに答えた。
「敵は確かに強いですが」
「これまでの戦いを想えば」
「そうだな、では行くぞ」
こう言ってだった。
ローグは自ら前に出た、マッドローグはそんな彼を見て言った。
「シリアスなら本当に頼りになる人です」
「それあんたもっしょ」
サロメが突っ込みを入れてきた。
「シリアスならっしょ」
「頼りになりますか」
「そうっしょ」
笑って言うのだった。
「だから今はっしょ」
「頼りにしているよ」
アレクサンダーも言ってきtら。
「それじゃあね」
「共にですね」
「戦っていこう」
「そう言って頂けるなら」
マッドローグは明るい声で応えた、そうしてだった。
仲間達と共に戦っていく、そして。
二口女の攻撃を見切ってだ、ビルドは言った。
「よし、今だ!」
「わかった!」
クローズに他のライダー達もだった。
ビルドの言葉に応え一斉攻撃を浴びせた、それでだった。
二口女も倒れた、そうしてだった。
ライダー達は変身を解いた、万丈はそうしてから桐生に言った。
「若しまだ立つならな」
「それならだよな」
「俺がやるからな」
「お前だけだと危なっかしいからな」
桐生は意気込む万丈に半分笑って半分本気で話した。
「俺もだよ」
「戦うか」
「ああ、そうするな」
「安心するといいわ、私はもう限界よ」
二口女はヒトツミの姿になってライダー達に言った。
「だからね」
「それでか」
「俺達の言うことはか」
「杞憂よ、けれどまた戦う時が来れば」
その時はというのだ。
「容赦しないな」
「ああ、それじゃあな」
「その時はまたぶっ潰してやる」
「その言葉覚えておくわ」
ヒトツミは二人の言葉に応えてだった。
倒れ爆発して消え去った、後には何も残っていなかった。
ベートーベンは強い声で言った。
「笑止!」
「うん、戦いはもう終わったよ」
モーツァルトは笑って言った。
「僕達がいるからね」
「それでどうして負ける道理がある」
「あの、まだ戦ってもいないのよ」
豪語する二人にツクヨミが突っ込みを入れた。
「だからね」
「それでか」
「こう言うのは早いんだ」
「ええ、勝ってから言いましょう」
「だが戦力として確かであることは間違いない」
バッハは落ち着いた声で述べた。
「クラシカロイド全員のムジークが一度に出されるのだからな」
「それを受ければなんだ」
「君達は絶大な力を発揮する」
こう常盤に話した。
「だからだ」
「それでだね」
「この戦い臆することはない」
全くというのだ。
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