第五百三十六話 種族を超えてその十一
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姫を前にしてだ、藍里はメンバーに言った。
「いいわね」
「ええ、私達はね」
「歌って踊って」
そうしてとだ、真夢に話した。
「そうしてよ」
「ライダーの皆さんに力を与えることよ」
「そうよ、それが私達に出来ることよね」
「そうですよね、そうして戦ってきましたし」
実波が応えた。
「今回も」
「敵は物凄く強いけれど」
佳乃はリーダーとして言った。
「皆やるわよ」
「やらないでどうするのよ」
菜々美の返事は強いものだった。
「一体」
「そうよ、私達のやり方でやるしかないでしょ」
夏夜も強きに言う。
「最後までね」
「じゃあ皆で歌いましょう」
未夕は明るく言った。
「そして踊りましょう」
「宜しく頼む」
壇はWUGメンバーの声に腕を組んで不敵な声で言った、それは既に勝っているかの様にふんぞり返っているものだった。
「歌とダンスもゲームなのだからな」
「あの、それはいいんですが」
「壇さんも変わらないですね」
「長い戦いでしたけれど」
「ずっと変わらないで、ですね」
「今もなんですね」
「戦われるんですね」
「そうされるんですね」
「如何にも、魔化魍が何だ」
壇はその態度のまま言った。
「私は神となった、その私が皆と共に戦いどうして敗れる」
「あれっ、今まで唯我独尊だったのに」
ニコは今の壇の言葉を聞いて言った。
「私達と一緒にって」
「そうだ、私とて一人ではない」
壇はニコに答えた。
「そのことを知ったのだからな」
「それでそう言うの」
「そうだ、ではだ」
「今からね」
「姫と戦おう」
「来るといいわ」
姫は傲然として言ってきた。
「私も楽しませてもらうわ」
「そうか、じゃあ俺も楽しもうか」
パラドは姫の言葉を受けて言った。
「皆と一緒にね」
「そうしたいのなら来ることよ」
「そうさせてもらうよ」
「では変身するわ」
姫はこの言葉と共にスーパー姫になった、そして。
ライダー達はそれぞれの最強フォームとなった、そのうえでWUGのステージの音楽を受けつつだった。
戦いに入った、そこで。
スーパー姫の激しい攻撃を受けるがホッピーは言った。
「強いけれどね」
「それでもだな」
「うん、負ける気はしないわ」
「俺もだ」
レーサーもホッピーに応えて言った。
「奴は確かに強い、しかしな」
「私達が力を合わせると」
「より強い、そして強い方がだ」
まさにというのだ。
「勝てる、だからな」
「今からね」
「勝つぞ」
「皆でね」
こう話してだった。
ステージの音楽を受けそのうえでだった。
ライダー達はスーパー姫と戦い彼女を次第に追い詰め。
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