第五百三十六話 種族を超えてその十
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「今の姿以上にだ」
「強くなりますね」
「そうなる」
「そうだ、私はスーパー童子になる」
童子も言ってきた。
「その姿で戦おう」
「貴方のことは勉強させてもらったよ」
輝気は鋭い目で言った。
「かなりの強さだね、僕達が束にならないとね」
「勝てないか」
「そうだね、けれどその束になって戦うから」
だからだというのだ。
「負けるつもりはないよ」
「その意気で来ることだ」
「では行くぞ」
アランは仲間達に声をかけた。
「今からな」
「そうだね、じゃあ変身して」
天空寺が応えた。
「そうしてね」
「戦うぞ」
「そうしていこう」
こう応えてだった。
ライダー達がそれぞれの最強の姿となり茂夫達は戦いに入った、茂夫は最初からその力を百パーセント出したが。
スーパー童子、童子が変身した彼は立っている。律はそれを見て驚いた。
「兄さんの全力でも立っているなんて」
「これは凄いね」
「そうだね」
白鳥兄弟も唖然となっている。
「影山君のお兄さんの全力の攻撃を受けても平気なんて」
「凄いものだよ」
「平気じゃねえだろうな」
鬼瓦はそれはないとした。
「流石に、けれどそれでもな」
「立っていること自体がですね」
「とんでもねえことだよ」
こう律に話した。
「そのこと自体がな」
「そうですね」
「しかしな、一撃で駄目でもな」
「さらに攻撃を繰り出すことです」
ジャベルが言ってきた。
「それならば」
「そうなりますね」
律はジャベルの言葉に応えた。
「それで無理なら」
「そうです、では」
「これからもですね」
「攻めていきましょう」
「わかりました」
律も他の面々も頷いてだった。
陣形を組み戦っていった、そうしてスーパー童子に徐々にダメージを与えていき。
遂にだ、茂夫の全力の一撃がだった。
スーパー童子を数歩分退かせた、それを見てだった。
ライダー達は彼が態勢を整える前に総攻撃を浴びせた、それでだった。
さしものスーパー童子も動きを止めた、郷田はそれを見て言った。
「やったか」
「はい、間違いありません」
茂夫が応えた。
「今のライダーの人達の攻撃で、です」
「童子もだな」
「倒れます」
「その通りだ」
童子の姿に戻って言ってきた。
「私は負けた」
「やっぱりそうだね」
「これで去る」
「そうなんだ、じゃあこれで」
「お別れだ」
「また出て来たら戦うことになるけれど」
天空寺はそれでもと応えた。
「今は見送らせてもらうよ」
「そうするか」
「うん、それじゃあね」
「これで終わりだ」
こう言ってだった。
童子は倒れ爆発して消え去った、これで彼も去った。
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