第五百三十六話 種族を超えてその九
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「ケルベロスの能力自体も」
「高いか」
「そうですわ」
メディックは無免ライダーの手当てをしつつ話した。
「だからこそこの強さですわ」
「そうだな、しかしな」
「それでもですわね」
「あいつは既に一度敗れている」
ケルベロスUのこのことを話した。
「剣崎さん達にな」
「ではわたくし達も勝てますわね」
「確実にな」
「左様、倒せぬ相手ではない」
シルバーファングも言ってきた。
「落ち着いて戦っていくことじゃ」
「そうだな、敵の動きも見切れてきた」
アトミック侍も言う。
「一撃でとても倒せる相手じゃねえが」
「それでもじゃ」
「確実に攻撃を与えてな」
「ダメージを与えていくぞ」
「そうだな、これ位でへこたれるかよ」
金属バットもそのバットを手に言う。
「容赦なく戦っていくぜ」
「連携してですわね」
「ああ、タコ殴りってやつだ」
金属バットもメディックに応えた。
「いいな」
「はい、それでは」
「やってろうぜ、皆でな」
こう言ってだった。
戦士達は陣形を整えケルベロスUと戦っていった、そうしてダメージを与えていきサイタマがだった。
パンチを浴びせた、それを受けて吹き飛んだケルベロスUに。
ライダー達が一斉攻撃を浴びせた、それを見てサイタマはライダー達に微笑んでサムズアップのポーズで言った。
「ナイスファイト」
「ああ、確かに決まったよ」
「今の一撃で決したぞ」
変身を解いた泊だけでなくベルトさんも言った。
「確実にな」
「そうだよな」
「おのれ、また敗れるのか」
ケルベロスUから天王路に戻った彼が言ってきた。
「この私が」
「お前は確かに強かった」
ジェノスはそれは事実だと言った。
「しかしだ」
「それでもというのか」
「我々の方がつよかった」
こう言うのだった。
「だからお前は負けた、そして負けたならだ」
「去れというのか」
「そうだ、早くな」
「そうするしかないな、ではな」
天王路も述べた。
「私は去ろう」
「ああ、見届けるな」
「そうしてくれるか」
「それが勝った奴の義務だろ」
泊はよろめく天王路に応えた。
「それじゃあな」
「わかった、では見届けるのだ」
天王路はこう言ってだった。
倒れ爆発して消え去った、勝者達に最後まで見届けられた。
茂夫は童子を見て言った。
「魔化魍の大幹部になりますね」
「そうだ」
深海が答えた。
「簡単に言うとな」
「そうですね」
「そしてだ」
深海はさらに話した。
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