第五百三十六話 種族を超えてその七
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「どうやら」
「じゃああいつは他の世界でも志村さんとは違うか」
「そうなるな」
「俺は俺だ」
そのアルビノジョーカーが言ってきた。
「確かにその世界では奴の身体を借りていたが」
「それでもか」
「あくまで俺はアルビノジョーカーだ」
佐瀬に答えた。
「スサノオ様に生み出された僕の一体だ」
「自分でそれを認めるんだな」
「その通りだからな、そして今はだ」
戦士達にさらに話した。
「ここで戦う」
「そうするか」
「そして貴様等を試す」
こう言うのだった。
「どれだけのものかな」
「そこで倒すとか勝つとか言わないのは重要かな」
有馬はそこに笑って指摘を入れた。
「じゃあ勝たせてもらおうかな、僕達が」
「それを目指すか」
「今からね、じゃあ戦うよ」
「ああ、やってやろうな」
ザックが強い声で応えた。
「ここまでやってきたんだ、それじゃあな」
「ああ、とことんまで戦ってな」
清玄が応えた。
「勝ってやろうぜ」
「皆さん散開して下さい」
光実は冷静な声で指示を出した。
「そして連携しつつです」
「戦うんですね」
「そうしましょう、それぞれの特徴を活かして協力して戦えば」
繭良にも話した。
「間違いなく勝てます、そしてです」
「ああ、俺はだな」
「フォローしますから」
葛葉には温かい笑顔で話した。
「思うままにやって下さい」
「悪いな、いつも身体が勝手に動いてな」
「それでいいんですよ」
やはり温かい笑顔で言う。
「そうじゃなかったらかえって心配です」
「俺が俺じゃないみたいか」
「はい、後ろは任せて下さい」
「じゃあな」
「変身しましょう」
光実は笑顔で言ってだった。
他のライダー達と共に最強のフォームに変身した、ライダー達は変身するとすぐに散開し陰陽師達と連携して戦いに入った。
そしてその戦いの中でだった。
アルビノジョーカーの動きを見てだ、すばるは言った。
「確かに強いですけど」
「僅かな隙がある」
コーデリアが応えた。
「右を攻撃する時にな」
「はい、右を向いてです」
「そこで左がおろそかになる」
「そこが狙い目です」
「よく気付いてくれた」
バロンは二人の言葉を聞いて言った。
「ならだ」
「はい、そこからですね」
「攻めてくれるな」
「そうする、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「奴を倒す、見ていろ」
「では見せて見ろ」
桜が応えた。
「今からな」
「存分にな、行くぞ」
バロンが言うと他のライダー達もだった。
陰陽師達がアルビノジョーカーの右から攻めて彼の注意をそちらに集中させた一瞬の隙を衝いてそうしてだった。
総攻撃を浴びせた、これが決め手となり。
アルビノジョーカーは
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