第十五話 ユーディトその四
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
るのかしら」
「あるよ」
「だと面白いわね。じゃあ私も」
神の存在をせせら笑いつつだ。雪子は神の僕に述べていく。
「魔女狩りみたいに殺されるのかしら」
「君がそうした人間だったらね」
「確かに聞いたわ。けれどそうならなかったら」
「どうするかっていうのかな」
「貴方、私の言うこと何でも聞いてくれるかしら」
「いいよ」
無表情なままでだ。答えた十字だった。
「その時はね」
「言ってくれたわね。それじゃあね」
雪子は十字にここまで話して手を振った。そのうえでだ。
彼と別れてそのまま帰った。十字はその背中を無言で見送った。だが最後にだ。一言こう言った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ