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おっちょこちょいのかよちゃん
247 頑丈な戦車の宿命
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 冬田、三河口、湘木はベニートを回収しに現れた赤軍の山田義昭との戦いを続けていた。山田が開発した戦車は頑丈で冬田の羽根や湘木の斧の攻撃をしても平然としていた。
「こうなったら三人で纏めてかかるか・・・!!」
 三河口は鎖鉄球を取り出した。
「湘木、冬田さん!!三人で纏めて攻撃するぞ!!」
「お、おう!!」
 三河口が羽根から飛び降り、鎖鉄球を振り回して飛行した。
「あいつ、武器を手にしたのか・・・!!」
 山田は戦車より三河口に向けて砲撃した。だが、振り回した鉄球で防御される。しかし、三河口を吹き飛ばす事に成功した。
「三河口!」
 湘木が斧から蔓を出現させて三河口を巻き付け、彼の落下を防ぐ。そして羽根へと引き上げさせた。
「はあ、はあ、あの戦車は攻撃も防御も半端ない。冬田さん、もう一回羽根で攻撃だ!!俺や湘木も一緒に攻撃する!!」
「は、はあい!!」
 冬田は水も、炎も、木も、金も、土も全ての属性の攻撃を行った。湘木も可能な限り斧を振るい、炎、水、木全ての攻撃を行う。三河口はもう一度鎖鉄球を振り回して飛行した。そして鉄球を戦車に向けて飛ばす。鉄球が冬田と湘木の攻撃を包み込む。山田も砲弾で迎撃する。しかし、砲弾を鉄球で防がれた上に、鉄球が戦車に「ゴーン!」と勢いをつけて当たった。
「やったか!?」
 戦車は砲身が砕かれていた。
「よし、その調子で攻撃を続けよう」
 三河口が鉄球を戻し、また振り回して別の方向へと飛行する。
「お、俺の力作が・・・!!」
 山田は悔しがる。
「そう簡単に終わってたまるか!!喰らえ!」
 山田は戦車の横から翼のような物を取り出した。そして飛行した。
「何、あの戦車空も飛べるのか!!」
 湘木は予想外の機能に驚いた。 
「そこのガキ!まずはお前から消える番だ!」
 山田が今度はレーザー光線を戦車下側から小さい砲身を出現させて三河口に発射した。三河口は武装の能力(ちから)を発動させる。それを鎖鉄球にも流し込み振り回して旋風を引き起こして防御した。だが、防御に精一杯となる。
「このままじゃ三河口がやられるぞ!援護だ!!」
「う、うん!!」
 湘木は斧から水を出現させた。冬田も巨大な鋼鉄の壁を山田の戦車に幾つも出して山田のレーザーを妨害した。その上から湘木が出した水が滝のように落ち、山田の戦車を押さえつけるように流れる。
「よし、上から俺も入る!!」
 三河口が金属の壁の上へ鎖鉄球で飛行し、そこから湘木の水勢に合わせて鉄球を流し込み戦車に当てる。
「そう上手く行くかよ!」
 山田の戦車は鉄球に叩かれる音を響かせながらも耐えた。そして巨大なアームを出して鋼鉄の壁を破壊し始めた。破壊した場所から戦車が脱出した。そしてもう一度戦車が飛行しようとする。
(動かれると面倒な事になる!!
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