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イベリス
第七十七話 夏休みの勉強その八

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「見る目もわかるな」
「そうよね」
「だから潰れたんだってな、他にもビデオショップでお客さん睨んで抗議にもここはこうした店だと凄み返す店員がいたお店があったな」
「そのお店も潰れたのね」
「あっという間だったな」
 この店もというのだ。
「やっぱりまともな人を選ぶお店はな」
「続くのね」
「そして馬鹿な店員雇うならな」
「潰れるのね」
「その馬鹿な店員が何をするか」
 咲に話した。
「わかるな」
「ビデオショップの店員さんみたいなことするわね」
「人が殺されても権力に反対する連中がやったならいいと言う奴が人にどういった対応を取るかもな」
 このこともというのだ。
「わかるな」
「そうよね」
「そもそもそんな店員いたらお客さんが来なくなる」
「酷いお店だって思って」
「お父さんは上本町の店を潰れた時あんな馬鹿な店員がいたからだと思ってな」
 そうしてというのだ。
「ビデオショップはこの店は潰れると思った」
「その店員さんを見て」
「完全にゴロツキみたいな店員だったからな」
「そんなの雇って」
「すぐに潰れた」
「そのお店もそうなったのね」
「もう建物ごとなくなったらしい」 
 その店はというのだ。
「跡形もだ」
「なくなったのね」
「そうなるんだ」
 苦い顔での言葉だった。
「咲はこんな人間にならないでくれよ」
「絶対によね」
「そんな風になったら恥ずかしいだろ」
「どっちの人もね」
 咲は強い声で答えた。
「もうね」
「そうだな」
「人の痛みがわからない、人にそんな態度取る」
「どうしようもないな」
「店員さん以前にね」
「人間として駄目だな」
「雇うお店もどうかしていたわね」
 そんな絶対になりたくない様な輩をというのだ。
「そのこともおかしいし」
「そう思うならお店で雇う立場になったらな」
「そんな人は雇わないことね」
「そうするんだ」
 絶対にというのだ。
「いいな」
「わかったわ」
 咲もそれはと応えた。
「このお話忘れないから」
「そうして欲しいな」
「ちょっと忘れられないし」
 咲はこうも言った。
「これは」
「どっちもだな」
「酷過ぎてね」
 それでというのだ。
「人間として」
「そう思うなら尚更だな」
「そうよね」
「覚えていてな」
「反面教師ね」
「それにするんだ、雇う側になってもな」 
 その場合もというのだ。
「ある程度の人ならいいが」
「そこまでいったら」
「お客さんに無礼な態度取って俺は客だぞと言われてだ」
 それでというのだ。
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