第十五話 ユーディトその一
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こうしていたんだね」
「むしろ悪ならば。正しい信仰がある人ならね」
「こうして首を斬るんだ」
「悪は倒されるべきなんだ」
十字は描きながら決意もしていた。だがその決意は他の者には見えない。
「そう。そして」
「そして?」
「救いもあるべきだから」
こうも言うのだった。部員達に。
「神は救いの手を。必ず差し出されるよ」
「誰に?」
「誰に対して?」
「苦しみ絶望している正しき人に」
そうした者にだ。神は救いの手を差し伸べるというのだ。
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