第五百三十五話 髪の僕達との死闘その十三
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「やはりな」
「強いですね」
「許せない輩だがな」
共に戦う委員長に述べた。
「しかしだ」
「強いことは間違いないですね」
「だからここはだ」
「気を引き締めていきましょう」
「そうだ、確かな心ならだ」
それを持っていればというのだ。
「この様な相手に屈する筈がない」
「ではですね」
「このまま戦っていくぞ」
「そうしましょう」
「武器持ってるからそれには注意だな」
秀吉は素早くスパイダーオルフェノクの周りを巡ってから言った。
「けれどやっぱり一人だ」
「そうだ、あいつはたった一人だ」
ダークキバが応えた。
「それに対して俺達はこれだけいる」
「それならですね」
「何ということはない、そもそも最初に自分に負けた奴だ」
敵のこのことも話した。
「それならだ」
「恐れることはないですか」
「確実に倒せる、後は連携を守り油断しないことだ」
悠然とさえしてだった。
ダークキバは仲間達と共にスパイダーオルフェノクに向かった、そうして彼との戦いを続けていき。
最後はライダー達の一斉キックを浴びせた、すると。
スパイダーオルフェノクは澤田の姿に戻った、だがその時は既にだった。
「青い炎が出ている、つまり」
「ああ、オルフェノクが死ぬ時の特徴だな」
キバット三世は変身を解いた紅に話した。
「だからな」
「もう終わりなんだ」
「こいつはな」
「そうなるんだね」
「そう、俺はもう終わりだよ」
澤田自身もそうだと答えた。
「もうこれで」
「やっぱりそうだな」
「オルフェノクとして死んで結局スサノオについたけれど」
「お前はいつも間違えるな」
「そしてもう戻れない、なら」
「まただな」
「俺はこちらで出るしかないんだ」
最後にこう言って灰になった、灰は風に吹かれて消え去り後は何も残っていなかった。これが戦いの終わりだった。
サツキは苦い顔でだ、影山冴子を見た、そのうえで言った。
「誰と戦うかって思ったら」
「強敵ね」
「ただ強いだけじゃないでしょ」
静乃にその顔のまま述べた。
「今回は」
「ええ、ラッキークローバーの要でね」
「一番オルフェノクらしいのよね」
「そうした相手よ」
「だから嫌なのよ」
「馬鹿者!好き嫌いを言うな!」
そのサツキに斎子が怒鳴ってきた。
「ラッキークローバーが何だ!これまでの戦いを思い出せ!」
「今回は副長の言う通りだよ」
迅も珍しく斎子を止めなかった。
「今までの戦いを思い出してだよ」
「そうしてですか」
「戦っていこう」
「そうよ、私は何時でもいいわ」
影山は妖艶な笑みを浮かべて戦士達に告げた。
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