第五百三十五話 髪の僕達との死闘その十一
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「だからね」
「それで、ですね」
「スサノオの側についていたとしても」
「不思議でなかったですか」
「今思うとね」
「そうよ、私は死んだけれど地獄であの方に誘われたのよ」
深海が笑って言ってきた、邪悪なそれで、
「そしてそれを受けてね」
「今はそちらにいるのね」
「そうよ」
ティアナの問いに答えた。
「まさにね」
「そうなのね」
「そして私もまた仮面ライダーになれるのよ」
深海はこうも言った。
「あの方に預けられたものでね」
「ふむ。G4か」
ジークは腕を組んで言った。
「そのライダーか」
「そうよ、今からその姿になるわ」
邪悪に満ちた笑みのまま言ってきた。
「これからね」
「そうか、ではな」
「戦いましょう」
「わかった、受けて立つ」
ジークは毅然として応えた、そして。
良太郎にだ、顔を向けて告げた。
「ではだ」
「うん、僕達もね」
「変身するとしよう」
「そうだね、そうするよ」
「おい良太郎わかってるな」
モモタロスは右手を拳にさせて良太郎に話した。
「相手が相手だからな」
「今回もだね」
「最初からクライマックスだ」
こう言うのだった。
「いいな」
「お前それいつも言うてるけどな」
「そうだよね」
キンタロスとウラタロスもそれはと述べた。
「モモタロスの口癖だよね」
「俺参上とな」
「うるせえそれでもいいだろ、兎に角だ」
モモタロスは二人に言い返してさらに言った。
「変身だ、いいな」
「うん、デンライナーフォームでいくよ」
「俺もだ、行くぞ野上!」
桜井も続いた、そうしてだった。
ライダー達もそれぞれの切り札である最強のフォームになってだった。仮面ライダーG4になのは達と共に向かった。
G4の防御力それにだ。
圧倒的な攻撃力を以て戦う、それでだった。
戦士達も怯む、だが。
ヴィヴィオはその中でだ、なのはに言った。
「なのはママ、敵は確かに強いけれど」
「そうね、ライダーのその能力をね」
なのはもG4を見つつ応えた。
「充分に引き出しているけれど」
「あの人戦闘は専門じゃないみたいだから」
変身している深海自身はというのだ。
「それでね」
「動きにちょっとだけれど」
「無駄なものがあるわね」
「反応もね」
これもというのだ。
「よくないよ」
「そうね」
「だから」
それでというのだ。
「ここはね」
「そこを衝いていけばいいわね」
「うん、私達は戦って来て」
これまでというのだ。
「戦いについてはね」
「あの人よりよく知っているわ」
「そのことは間違いないから」
「そうね、こうした時こそ経験を活かすべきね」
フェイトも娘の言葉に応えた。
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