第五百三十五話 髪の僕達との死闘その十
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「一撃では倒れないのですから」
「俺の攻撃でもだしな、並の怪人なら一撃でもな」
デスマスクも言ってきた。
「スサノオもそうだったしな」
「大幹部になるとな」
「無理だな」
一撃ではとだ、シュラに話した。
「やっぱりな」
「そうだな」
「だからと言って止めないよな」
こう言ってきたのはパンチホッパーだった。
「戦いを」
「その選択肢はない」
一切とだ、シュラが答えた。
「全くな」
「そうだよな、だったらな」
「このままだな」
「戦っていこうな」
「そうしていこう」
「俺を倒そうと思うならだ」
アビスは狂暴な戦いの中で言ってきた。
「これでは駄目だ」
「駄目、ですか」
「そうだ、まだな」
シャカにも告げた。
「大いに不足だ」
「いいことを聞きました、ではです」
ここでだ、シャカは。
目を開いた、そうして言った。
「私も微塵も容赦しません」
「シャカが目を開いたか、もう本気だな」
「うむ、では我々もだ」
「最後の切り札を出すつもりでいきましょう」
デスマスクもシュラもアフロディーテもだった。
シャカのその本気を見て自分達もとなった、そうしてだった。
黄金聖闘士達は自分達それぞれの切り札とも言える技を出した、それを受けてさしものアビスもだった。
怯んだ、だが彼はまだ戦い戦士達はまだ戦い。
よろめくまで戦った、そしてだった。
最後にライダー達の一斉攻撃を受けて倒れた、だが。
ライダーの姿のままだ、彼は立ち上がって言った。
「まだだと言いたいが」
「終わりか」
「止めを刺すつもりだったな」
「そうだ」
カブトはアビスにその通りだと答えた。
「今からな」
「それには及ばない、俺はもうだ」
「倒れるか」
「そうなる、またこの世界に戻った時にな」
「戦うか」
「そうする、今は去る」
こう言ってだった。
アビスは倒れ爆発の中に消えた、人でなくなった仮面ライダーもまた倒れた。
はやては深海理沙を見てだった、思わず顔を顰めさせた。
「この人のことは聞いてたけどな」
「うん、まさかね」
ウラタロスが応えた。
「僕もだよ」
「出て来るとは思わんかった?」
「出たって話は聞いたことがなかったしね」
それでというのだ。
「想像もしていなかったよ」
「そやねんな」
「確か仮面ライダーG4の関係者でしたね」
スバルはこのことを問うた。
「陸上自衛隊の」
「そうだよ、ただとんでもない人だから」
良太郎はスバルに雲った顔で答えた。
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