第五百三十五話 髪の僕達との死闘その七
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「本能が強いとはいえ知性がありますと」
「強いよね」
「これが怪人というものですね」
「大幹部だからその中でもかなり強いけれどね」
木場はビビアンに穏やかな口調で話した。
「知性、感情や思考があるとね」
「これだけの強さになりますね」
「そうなんだ、そうしたものがどれだけ凄いことかわかるよね」
「よくわかりました」
ビビアンも他の戦士達も頷いた、彼等にとっては大きな教訓となった。
ガルサンダーを前にしてだ、相川は言った。
「今から変身する」
「そうしてですね」
「あいつを倒す」
シグレに対して告げた。
「いいな」
「はい、強い相手ですよね」
「モンスターの中でも最強格の一体でだ」
そしてというのだ。
「しかも今は知性も感情もある」
「それだけにかなり強いですね」
「そのことがわかっているならいい」
相川はシグレの返事をよしとして言った。
「ならだ」
「これからですね」
「戦いだ」
「さあ、皆やろう」
ひみは自身の武器である巨大な筆を槍の様に持ち言った。
「待ちに待った大幹部との戦いだしね」
「はい、皆で戦いましょう」
トンきゅんが応えた。
「今から」
「その意気だよ、冷静に熱く戦おうね」
ひみは笑顔で言った、その言葉が終わるとだった。
ライダー達はそれぞれのキングフォームとなり戦いに入った、ガルドサンダーは最初から鬼神の如き強さを発揮した。
それを見てだ、あづみは間合いを取って言った。
「ちょっとこれはね」
「間合いを取って慎重に攻撃した方がいいですね」
星鎖が応えた。
「それぞれの特性を考えて」
「それで私達はね」
「遠距離攻撃に徹しましょう」
その特性を活かしてというのだ。
「そうしましょう」
「それがいいわね」
「はい、僕達は」
「じゃあ私は前に出るわね」
「俺も行くよ」
ランスはエルナの横に来て応えた。
「それじゃあね」
「星鎖君達の援護を受けてですね」
「君も君の間合いで攻撃してね」
「それで、ですね」
「俺も俺の戦いに徹するよ」
こう言ってエルナの援護も受けてだった。
戦っていった、そうしてだった。
ガルドサンダーと戦っていく、このモンスターを囲んでだった。
攻撃していくと数が効を奏した。
「聞いてるわね」
「そうだね」
小太郎は真琴の言葉に頷いた。
「まだ元気だけれど」
「段々敵が焦ってきたわ」
「それだけダメージを受けていてね」
「まずいと思っているのね」
「こうした時が狙い目なんだよ」
グレイブが二人に応えた。
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