第五百三十五話 髪の僕達との死闘その五
[8]前話 [2]次話
自身の攻撃で戦士達を圧倒する、それで彗理那も言った。
「やはりですね」
「強いわね」
トゥアールもアントロードの攻撃を防いでから言った。
「こいつは」
「そうですね、一筋縄ではいきません」
「もっと言えば二筋縄でもよ」
トゥアールはこうも言った。
「いかない相手よ」
「本当にそうですね」
「けれどね」
トゥアールはここで強い声で出して言った。
「私達だってよ」
「ここまで、ですね」
「戦ってきた訳じゃないでしょ」
「はい」
強い表情と声での返事だった。
「これまでは」
「そう、だからね」
「この戦いもですね」
「勝つわよ」
「わかりました」
彗理那はその顔と声のままで応えた、そうしてだった。
怯むことなく攻撃に移った、それは他の戦士達も同じで。
最後はライダー達の一斉ファイナルベイントが炸裂した、それを受けてアントロードは動きを止めてだった。
立ったままよろめきだした、変身を解いた秋山が自分と同じく変身を解いた城戸に対して横から話した。
「これでだ」
「ああ、こいつもな」
「終わった」
「手塚の占い通りだな」
「そうだな、しかしだ」
秋山はこうも言った。
「手塚が占わなくてもな」
「こうなることはか」
「決まっていた、幾ら強くてもな」
敵がというのだ。
「相手は一体、俺達はこれだけいてだ」
「力を合わせてるからな」
「負ける筈がない」
「そういうことだよな」
「そうだ、見ろ」
アントロードを指差して城戸に告げた、すると。
敵は倒れそうして爆発の中に消えた、秋山はそれを見て言った。
「俺達の勝ちだ」
「そうだな」
「俺達は勝ちました」
城戸だけでなく総二も頷いた。
「敵の大幹部クラスの奴に」
「今そうなった」
秋山はまた応えた、自分達の勝利を見つつそうした。
メリオダスは何でもないという声で言った。
「じゃあ勝つか」
「簡単に言ってくれるな、おい」
ホークはその彼に突っ込みを入れた。
「俺達の今の相手わかってるか?」
「クイーンアントロードだろ」
「最強のアンノウンだぞ」
メリオダスにこのことを話した。
「だからな」
「滅茶苦茶強いな」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「そんな奴だぞ」
「これからの相手はな」
「用心しないと駄目だろ」
「もうこいつのことは頭に入ってるからな」
メリオダスは笑って話した。
「まあ苦戦はしてもな」
「勝てるのかよ」
「じゃあ負けると思ってるのかよ」
メリオダスはホークに聞き返した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ