壮大なる旅の世界
[9/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ジータの拳がGTベジータの腹に叩き込まれ、GTベジータも血反吐を吐いた。
「チッ!どうやらダメージを与えれば強くなる変身らしいな…面白くなって来たぜ…だが、俺を超えるまでに貴様の体が耐えられるかな?」
「抜かせ!直ぐに追い抜いてやるぜ!!俺達は強敵と闘う度に強くなる!それが戦闘民族サイヤ人だ!!」
「そうだ!それがサイヤ人だ!!」
2人のベジータの拳が激突する。
超フルパワーサイヤ人4は超サイヤ人ブルーの上位形態に近い立ち位置なのだろう。
しかし、あの大猿の巨体を人間サイズにまで凝縮した肉体は蒼神化上位形態とは比較にならない頑丈さを持っている。
単純な身体能力と高い肉体の強度を持ち、持久力の高さと野生の勘と言うサイヤ人の強みを特化させた超サイヤ人4と未来予知の如き洞察力を持ち、相手の攻撃を捌くことに長けた超サイヤ人ブルーは同じ戦闘力なら良い勝負になったろう。
しかし、別次元の彼らは数多くの強敵と闘い、その上ドラゴンボールに頼らない生き方を決めていたこともあり、この世界の悟空達にはない覚悟があった。
経験の差とその覚悟の差が更に差を広げていく。
「はあ…はあ…おめえ、全然平気そうだな…」
「超サイヤ人4は一度変身すれば結構長え時間は変身してられるんだぜ?その代わり回復はサイヤパワーやブルーツ波がないと駄目だけどよ」
超サイヤ人4にはデメリットがあり、回復にはサイヤ人特有の気とブルーツ波が必要であり、回復手段を選ばないゴッド系列の変身とは違って他のサイヤ人との協力や満月、ブルーツ波を発生させる装置が無ければ即復帰は不可能なのだ。
「へへ…でもよ、こいつは耐えられっかな?」
「お?龍拳か、おめえも使えるんだな」
悟空が拳を構えるとGT悟空が技の名を呟く。
やはり目の前の別次元の自分も使えるようだ。
「そうだ、こいつはとんでもねえ威力だ。絶対に当ててやる」
このまま闘ってもジリ貧になるだけなので一か八かの賭けに出ようとしているが、GT悟空は不敵な笑みを浮かべた。
「当ててみろよ」
「!?お、おめえ…本気か?」
「ああ、俺は逃げも隠れもしねえ。真正面から受け止めてやるよ」
腕を組みながらGT悟空は悟空が全ての力を拳に集まるのを待つ。
「…後悔すんなよ!」
その言葉を聞いたベジータも破壊玉を作り出す。
「こいつは破壊神の技だ。こいつをまともに喰らえば人間など跡形もなく消し飛ぶぞ。いくら究極の超サイヤ人であろうと貴様にこいつを防げるか!!」
「ふん、安い挑発をしやがって。いいだろう、破壊神の技とやらを真正面から打ち破ってやるぜ。俺の最高の必殺技でな!!」
GTベジータは一瞬で片手に緑色の複数の気弾を作って1つにし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ